不動産ニュース / 開発・分譲

2022/4/13

新宿駅西南口に複合ビル。歩行者ネットワーク整備も

完成予想パース

 京王電鉄(株)と東日本旅客鉄道(株)は13日、新宿駅西南口の開発計画の概要を発表した。

 開発地は東京都新宿区西新宿1丁目、および渋谷区代々木2丁目の地域で、区域面積は約2ha。駅ビルの建て替えを契機に、敷地の整序を進めると共に、駅、駅前広場等も一体的に再編する。

 北街区には、店舗、宿泊施設、駐車場などで構成される、地上19階地下3階建てのビルを建設する。敷地面積約1万平方メートル、延床面積14万1,500平方メートル。南街区は、店舗、事務所、宿泊施設、駐車場等で構成される、敷地地上37階地下6階建てのビルを建設。敷地面積約6,300平方メートル、延床面積15万平方メートル。

 また、土地区画整理事業や周辺開発事業等と連携を図りながら、新宿グランドターミナルとまちとをつなぐ重層的な歩行者ネットワークや、地下、地上、デッキ階をつなぐ歩行者ネットワークを整備し、東西南北の歩行者中心のネットワークを構築する。
 さらに、新宿西口地区と連携し、建物中層部・高層部に人中心の広場を設ける計画。

 国家戦略特別区域会議のもとに設置された東京都都市再生分科会により、計画に関する都市計画手続きが開始された。今後、東京都の国家戦略特別区域の都市再生プロジェクトとして、内閣総理大臣による区域計画の認定に向け、東京都や新宿区、渋谷区の都市計画審議会や国家戦略特別区域会議等の手続きが進められる予定。

 北街区の工期は2040年代、南街区の工期は23~28年度の予定。

完成予想パース。中央が北街区、右が南街区

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