不動産ニュース / 調査・統計データ

2022/5/27

マンション家賃、都下など3エリアが全面積帯で上昇

 アットホーム(株)は27日、同社の不動産情報ネットワークにおける「全国主要都市の『賃貸マンション・アパート』募集家賃動向」(2022年4月)を発表した。入居者が1ヵ月に支払う「賃料+管理費・共益費等」を「家賃」として定義している。調査対象は、首都圏(東京23区、都下、神奈川県、埼玉県、千葉県)、札幌市、仙台市、名古屋市、大阪市、福岡市の10エリア。

 賃貸マンションの平均募集家賃の前年同月比上昇率トップは、30平方メートル以下(シングル向き)が福岡市(前年同月比2.7%上昇、平均家賃4万9,604円)、30~50平方メートル(カップル向き)が埼玉県(同5.1%上昇、同7万6,242円)、50~70平方メートル(ファミリー向き)が東京都下(同6.1%上昇、同10万8,366円)、70平方メートル超(大型ファミリー向き)が札幌市(同17.3%上昇、同14万2,435円)。
 東京都下、埼玉県、千葉県は全面積帯で前年同月を上回った。特に東京都下は全面積帯で前年同月比上昇率トップ3にランクインした。ファミリー向きマンションは札幌市と福岡市以外の8エリアで前年同月を上回り、首都圏は全エリア15年1月以降最高値となった。

 賃貸アパートの上昇率トップは、シングル向きが福岡市(同4.2%上昇、同4万507円)、カップル向きが東京都下(同2.9%上昇、同7万6,113円)、ファミリー向きが大阪市(同10.5%上昇、同10万7,513円)。
 カップル向きは全エリアで前年同月を上回った。ファミリー向きは名古屋市を除く9エリアで上昇、東京23区を除く首都圏、大阪市、福岡市は15年1月以降最高値を更新した。

記事のキーワード 一覧

動画でチラ見!

第18回 ジバコー 「原点」を語る

ニュースはこちら

新着ムック本のご紹介

ハザードマップ活用 基礎知識

不動産会社が知っておくべき ハザードマップ活用 基礎知識
お客さまへの「安心」「安全」の提供に役立てよう! 900円+税(送料サービス)

2020年8月28日の宅建業法改正に合わせ情報を追加
ご購入はこちら
NEW

月刊不動産流通

月刊不動産流通 月刊誌 2025年8月号
社員が成長すると、会社も伸びる!
ご購入はこちら

ピックアップ書籍

ムックハザードマップ活用 基礎知識

自然災害に備え、いま必読の一冊!

価格: 990円(税込み・送料サービス)

お知らせ

2025/7/5

「月刊不動産流通2025年8月号」発売中!

月刊不動産流通研究所2025年8月号」が発売となりました!
特集は、「今こそ! リスキリング」。社会が目まぐるしく変化する中で、不動産事業者も取り巻く環境に適応するためのスキルアップが不可欠です。本特集では、新たな課題への対応や業績向上に向け社員の「リスキリング」支援に取り組む事業者に着目。その狙いや取り組み、効果を紹介します。