（株）東京カンテイは9日、2022年5月の主要都市圏・主要都市における中古（既存）一戸建て住宅の価格動向を発表した。調査対象は、敷地面積100～300平方メートル、最寄り駅からの所要時間が徒歩30分以内もしくはバス20分以内、土地・建物とも所有権の物件。
首都圏の平均価格は3,704万円（前月比1.5％上昇）で反転上昇した。都県別では、東京都5,395万円（同3.4%下落）、神奈川県4,205万円（同4.4％上昇）、千葉県2,552万円（同2.7％上昇）、埼玉県2,737万円（同1.7%下落）。前月に1都3県すべてが下落したが、やや持ち直したかたち。ただ、高額物件の流通量は減るなど、市場の弱含み傾向が続いている。
近畿圏は2,661万円（同0.3％上昇）となり、3ヵ月ぶりの上昇。府県別では、大阪府2,962万円（同1.6％上昇）、兵庫県2,698万円（同6.5％下落）、京都府3,356万円（同21.3％上昇）と、大阪・京都で回復した。
中部圏は2,394万円（同2.4％下落）と3ヵ月連続の下落。愛知県では2,985万円（同0.2％下落）だった。
宮城県は2,788万円（同9.9％上昇）で3ヵ月連続の上昇。福岡県は2,107万円（同11.6％下落）と大きく下落した。
