不動産ニュース / ハウジング

2022/7/19

全館空調システムを活用、コスト抑えたLCCM

「カサートX 平屋LCCMモデル」の外観イメージ

 パナソニック ホームズ(株)は20日、建設・居住・解体のトータルでCO2 排出量をマイナス化する住まい「カサートX 平屋LCCMモデル」を発売する。

 LCCM(ライフサイクルカーボンマイナス)住宅は、建設~居住~解体までのライフサイクル全体でCO2排出量をマイナスにする脱炭素住宅。同社オリジナルの全館空調システム「エアロハス」や平屋の広い屋根を生かした大容量の太陽光発電システムの設置により、LCCMを実現する。

 「エアロハス」は、一般的な全館空調システムと比較して、宅内給気過程の地熱利用や高断熱性能の建物に加え、高効率専用エアコンの採用等により、消費エネルギーを約26%削減。これにより、太陽光発電システムの搭載量を抑えてLCCM住宅への対応を可能とした。国の補助金を活用することで、ZEH仕様にする場合と比べて約30万円の追加でLCCM住宅仕様にできる。

 そのほか、深い軒下が室内外を自然に繋ぐ「軒下屋外テラス」をはじめ、床面を上げ下げした「ダウンフロア」や「アップフロア」、屋根裏に設ける「ロフト」等を提案する。

 参考価格は、3.3平方メートル当たり100万円台より。初年度100棟の販売を目指す。

記事のキーワード 一覧

この記事の用語

LCCM住宅

住宅の建設から解体までの間(ライフサイクル)における二酸化炭素排出量がマイナスとなる住宅をいう。Life Cycle Carbon Minus住宅の略。

続きはR.E.wordsへ

新着ムック本のご紹介

ハザードマップ活用 基礎知識

不動産会社が知っておくべき ハザードマップ活用 基礎知識
お客さまへの「安心」「安全」の提供に役立てよう! 900円+税(送料サービス)

2020年8月28日の宅建業法改正に合わせ情報を追加
ご購入はこちら
NEW

月刊不動産流通

月刊不動産流通 月刊誌 2024年5月号
住宅確保要配慮者を支援しつつオーナーにも配慮するには?
ご購入はこちら

ピックアップ書籍

ムックハザードマップ活用 基礎知識

自然災害に備え、いま必読の一冊!

価格: 990円(税込み・送料サービス)

お知らせ

2024/4/5

「月刊不動産流通2024年5月号」発売開始!

月刊不動産流通2024年5月号」の発売を開始しました。

さまざまな事情を抱える人々が、安定的な生活を送るために、不動産事業者ができることとはなんでしょうか?今回の特集「『賃貸仲介・管理業の未来』Part 7 住宅弱者を支える 」では、部屋探しのみならず、日々の暮らしの支援まで取り組む事業者を紹介します。