不動産ニュース / 調査・統計データ

2022/8/15

事業用不動産への投資額、前期反動で38%増

 シービーアールイー(株)(CBRE)はこのほど、2022年第2四半期の投資市場動向調査の結果を発表した。

 今期の事業用不動産の投資額は7,190億円(前年同期比38%増)。前年同期の投資額が5,190億円と低水準だったことによる反動増が主因とする。JREIT投資額は892億円(同62%減)と、第2四半期としては05年の調査開始以来3番目に低い水準となった。アセットタイプ別では、オフィスが43%、ホテルが16%を占め、そのうちホテル投資額は前年同期比368%増と、全セクターで唯一前年同期を上回った。一方、その他の国内投資家および海外投資家による投資額は、それぞれ前年同期比で186%、37%増加した。

 「不動産投資に関するアンケート 期待利回り」(調査期間22年6月7~30日、有効回答数118名)によると、東京の期待利回りは、オフィス(大手町)が3.23(前期比2bps低下)、商業施設(銀座中央通り)が3.33(同2bps低下)、物流施設(首都圏湾岸部)が3.90(同2bps低下)と、いずれも低下。地方都市のオフィスについては、大阪は4.50(同横ばい)、名古屋は4.80(同5bps低下)となった。

 22年6月時点の東京Aクラスオフィスビルを対象としたCBRE短観は、「売買取引価格」がプラス13(同8ポイント改善)、「期待利回り」がプラス7(同3ポイント改善)、「金融機関の貸出態度」がプラス9(同3ポイント改善)、「投融資取組スタンス」がプラス22(同1ポイント改善)だった。

動画でチラ見!

第18回 ジバコー 「原点」を語る

ニュースはこちら

新着ムック本のご紹介

ハザードマップ活用 基礎知識

不動産会社が知っておくべき ハザードマップ活用 基礎知識
お客さまへの「安心」「安全」の提供に役立てよう! 900円+税(送料サービス)

2020年8月28日の宅建業法改正に合わせ情報を追加
ご購入はこちら
NEW

月刊不動産流通

月刊不動産流通 月刊誌 2025年9月号
アクティブシニアの最新住宅ニーズ!
ご購入はこちら

ピックアップ書籍

ムックハザードマップ活用 基礎知識

自然災害に備え、いま必読の一冊!

価格: 990円(税込み・送料サービス)

お知らせ

2025/7/5

「月刊不動産流通2025年8月号」発売中!

月刊不動産流通研究所2025年8月号」が発売となりました!
特集は、「今こそ! リスキリング」。社会が目まぐるしく変化する中で、不動産事業者も取り巻く環境に適応するためのスキルアップが不可欠です。本特集では、新たな課題への対応や業績向上に向け社員の「リスキリング」支援に取り組む事業者に着目。その狙いや取り組み、効果を紹介します。