不動産ニュース / その他

2022/9/5

「Tsugi Tsugi」、DMOと連携して地域コンテンツ

DMOと連携し、地域ならではの多様なコンテンツを提供。ユーザーがまちや地域住民と触れ合う機会を生み出す。写真は気仙沼の乗船体験の様子

 東急(株)は5日、定額制回遊型住み替えサービス「Tsugi Tsugi(ツギツギ)」について、4回目となる利用者募集(2022年10月~23年3月)を開始した。

 同サービスは、全国各地に点在する東急グループのホテルや、提携する宿泊施設の中から、その日の気分や都合に合わせて宿泊できる定額制サービス。一部ホテルでは、レストラン優待やワンドリンクサービス、提携企業が展開する各種サービスのTsugi Tsugiユーザー限定優待などを提供している。

 3回目募集(22年5・6月)時は、オミクロン株の流行期だったが、1,035人から申し込みがあるなど好評だった。一方、ユーザーからは「30連泊だけではなく、宿泊期間が短く、かつ廉価なプランが欲しい」、「温泉やグルメなど宿泊先の地域をもっと楽しみたい」という要望も挙がった。また全体の77%が働きながら旅をするスタイルで利用していたことから、ワークスペースの拡充も課題だった。

 そこで今回の募集プランでは、(一社)気仙沼地域戦略や、(公財)するが企画環境局といった観光地域づくり法人(DMO)と連携し、乗船体験や茶摘み体験など、その地域ならではのさまざまなコンテンツを特別価格で提供。(株)日本経済新聞社が展開するシェアオフィスのマッチングサービス「OFFICE PASS」とも提携する。

 また従来の30連泊プラン(まいにち30)に加えて、連泊を必須とせず期間内に宿泊日を“選べる”、「えらべる14」(合計14泊)、「えらべる5」(合計5泊)を新設。料金は、まいにち30が23万9,800円、えらべる14が13万4,800円、えらべる5が4万4,800円。併せて、宿泊対象施設に温泉旅館やグランピング施設など新たな施設を追加。全国180施設(前回募集時173施設)へと拡大した。

 同日会見した東急(株)ホスピタリティ事業部事業戦略グループ課長補佐の川元一峰氏は、「Tsugi Tsugiは、気に入った宿泊施設や観光地に『何度も訪れる』『長期で暮らす』といった利用ができる一方、来訪先との接点を創出するようなサービスはなかった。今回DMOと連携し地域交流の場を設けることで、ユーザーが『ただいま』と帰れる場所が増えていけば嬉しい」等と語った。

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