不動産ニュース / 開発・分譲

2022/9/5

埼玉県上尾市にマルチテナント型物流施設

「GLP 上尾」外観イメージ

 日本GLPは1日、マルチテナント型施設「GLP 上尾」(埼玉県上尾市)の起工式を開催した。

 首都圏中央連絡自動車道(圏央道)「桶川加納IC」より約7.5km、東北自動車道「岩槻IC」から約10.5km、首都高速道路「与野IC」より約11.0km、JR高崎線「上尾」駅から約1.2km(徒歩約15分)に位置する、横浜ゴム上尾配送センターの跡地に建設する。敷地面積約4万6,000平方メートル、延床面積約10万5,000平方メートル、プレキャストコンクリート造地上5階建て。投資総額は約230億円。

 1階を配送・運送会社、小売り・卸業などのラストワンマイルの拠点、2・3階を医薬品・医療機器、マスターリース会社などのECや流通加工、4・5階をメーカー、中小3PLなどの在庫拠点を想定した空間に整備する。各階を4分割プランとして、最小区画面積は約4,000平方メートル、最大区画面積約9万平方メートルとし、ニーズに応じてフレキシブルに対応。4・5階に二層使いが可能な片車路形式のダブルランプウェイ、輸配送能力向上をサポートする両面バースなどを採用する。

 “Co, well-being”を開発コンセプトとし、施設でのワーカーと地域住民の健康に寄与する施設として、緑・自然を利用したバイオフィリックデザイン(人間が先天的に持つ「自然を好む性質=バイオフィリア(biophilia)」を設計に適用したデザイン)を採用。また、敷地内の緑地を一部パークエリアとして開放し、緑豊かな遊歩道やベンチを設置した休憩スペースを設置する。環境への配慮として、自家消費型の太陽光パネルを設置することを検討している。LEEDゴールドとZEB Readyの認証を取得する予定。

 竣工は2024年3月の予定。

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BTS型・マルチテナント型(物流施設の〜)

物流施設の種類は、その性格によって、大きくBTS型とマルチテナント型に分けることができる。(1)BTS型特定のテナントの要望に応じてオーダーメイドで建設され、賃貸される物流施設。

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