不動産ニュース / 開発・分譲

2022/9/30

再開発事業にも積極参入/タカラL

 タカラレーベン(株)は30日、「MIRARTH(ミラース)ホールディングス 事業戦略発表会」を開催。10月1日に「MIRARTHホールディングス(株)」へ商号変更し、持株会社体制へと移行するに当たり、同ホールディングスの代表取締役となるタカラレーベン代表取締役・島田和一氏が新会社での事業戦略について説明した。

 同氏は、「コロナ禍による生活スタイルの変化、環境への意識の高まりを受け、不動産領域に限らず、エネルギー事業やアセットマネジメント事業を第2、第3の柱へと成長させることが、企業の持続的な発展のカギになる。この3事業を主軸に『不動産総合ディベロッパー』から脱皮し、広く人々のライフスタイルに関わり、総合的に〝環境をデザインしていく”『未来環境デザイン企業』となりたい」と力強く語った上で、各事業の戦略について説明した。

 コア事業である不動産事業では、分譲マンション事業において、全国で安定供給体制を構築。注目度の高い駅前再開発への参画や、老朽化マンションの再生事業にも積極的に参入することで、2025年度3月期売上戸数2,600戸、売上高1,015億円を目指す。一方、新築戸建て事業では、マンションの長期サイクルを補う短期回収サイクルの構築を図り、25年度3月期売上戸数270戸、売上高135億円を見込む。

 第2の柱であるエネルギー事業では、脱FITを見据え電力の相対取引へ積極参入。現在、施設売却事業が事業の要となっているが、売電事業も着実に成長させ、25年3月期末には発電規模を360MW(21年3月期末:240MW)へと拡大、売電事業の売上高も92億円(21年3月期:57億9,700万円)と大幅増を狙う。
 第3の柱、アセットマネジメント事業では、インフラファンド、リート、私募ファンドなどの運用受託を拡大。22年3月末時点の運用資産規模は2,099億円だが、25年3月末までに3,000億円規模へと成長させる見込み。

 これにより、ホールディングス全体では、25年3月期売上高2,000億円超、最終利益100億円を目指す。

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お知らせ

2024/5/1

「海外トピックス」を更新しました。

サントスの「動く博物館」と中心街の再活性化【ブラジル】」を更新しました。

ブラジル・サンパウロ州のサントスでは、旧市街地2.8キロをめぐる「動く博物館」が人気となっている。1971年には一度廃止された路面電車を復活して観光路面電車としたものだが、なんと日本から贈られた車両も活躍しているという。