三井不動産（株）は14日、SGリアルティ（株）と共同で開発したBTS型物流施設「MFLP・SGリアルティ福岡粕屋」（福岡県粕屋郡）の竣工式を執り行なった。
九州自動車道「福岡」ICより約1km、JR九州篠栗線「門松」駅より徒歩17分に位置する、佐川急便の営業所跡地（敷地面積約1万7,981平方メートル）で開発。延床面積は約3万6,212平方メートル、鉄骨造地上4階建て。2022年9月30日に竣工した。三井不動産が開発計画のプロジェクトマネジメントを行ない、SGリアルティが施設の運営・管理を行なう。
倉庫スペースは有効高さ6.5mを確保したほか、72時間対応の非常用発電機を備えるなどBCP対策にも配慮。1棟賃借するテナントの（株）日立物流九州の要望も積極的に採用し、各フロアに休憩コーナーや会議室、応接室なども設置した。
2023年3月には、屋上に太陽光発電システム（発電容量約704kW）を敷設する計画。年間発電電力は約80万kWh。Low-E複層ガラスやLED照明といった省エネ設備も採用したことで、BELS最高ランクとなる「ZEB認証」および「DBJ Building 認証5スター」の取得を予定している。
