不動産ニュース / 政策・制度

2022/10/25

全国初、電柱の届出対象区域指定に向け手続き開始

 国土交通省はこのほど、沿道民地における電柱を対象とした「届出・勧告制度」の運用に向けて、全国で初めて届出対象区域の指定に向けた手続きを直轄国道8ヵ所で開始する。

 道路区域では、電線類の地中化などを進め、災害時に電柱等が倒壊することによる道路閉塞の防止に取り組んでいる。
 2021年に沿道民地からの工作物等の倒壊による道路閉塞を防止することを目的に、「届出・勧告制度」を創設。道路管理者は沿道区域・届出対象区域を指定し、区域内に工作物(電柱)を設置する際は、電線管理者から道路管理者へ「届出」を行なう。道路管理者は道路閉塞の恐れがある場合には、必要に応じて設置場所の変更等の「勧告」をできることとした。

 今後は、届出対象区域の設定に向けて検討し、土地等の管理者・関係者への説明を実施。届出対象区域を決定・告示した上で、届出・勧告制度の運用を開始する。

 届出対象区域の手続きを開始する直轄国道は以下の通り。
 国道47号・国道108号(宮城県大崎市内の一部)、国道17号(群馬県前橋市内の一部)、国道116号(新潟県新潟市内の一部)、国道22号(愛知県一宮市内の一部)、国道42号(和歌山県海南市内の一部)、国道2号(広島県大竹市内の一部)、国道33号(愛媛県松山市・砥部町内の一部)、国道34号(佐賀県鳥栖市内の一部)。

記事のキーワード 一覧

この記事の用語

国土交通省

国の行政事務を分担管理する機関のひとつ。国土交通省設置法に基づいて設置され、その長は国土交通大臣である。

続きはR.E.wordsへ

動画でチラ見!

第18回 ジバコー 「原点」を語る

ニュースはこちら

新着ムック本のご紹介

ハザードマップ活用 基礎知識

不動産会社が知っておくべき ハザードマップ活用 基礎知識
お客さまへの「安心」「安全」の提供に役立てよう! 900円+税(送料サービス)

2020年8月28日の宅建業法改正に合わせ情報を追加
ご購入はこちら
NEW

月刊不動産流通

月刊不動産流通 月刊誌 2025年11月号
再注目の民泊。市場動向、運営上の課題は?
ご購入はこちら

ピックアップ書籍

ムックハザードマップ活用 基礎知識

自然災害に備え、いま必読の一冊!

価格: 990円(税込み・送料サービス)

お知らせ

2025/10/1

「海外トピックス」を更新しました。

vol.433 世界遺産都市マラッカの医療ツーリズム環境【マレーシア】」を更新しました。

医療を目的に渡航する「医療ツーリズム」。マレーシアは近年、その医療ツーリズムの拠点として成長を遂げています。今回は、歴史的街区が有名な国際観光地マラッカの病院を取材。多くの医療ツーリストを受け入れている環境について探りました。…続きは記事をご覧ください☆