不動産ニュース / 開発・分譲

2022/10/27

小田急、「海老名」駅前の複合施設を全面開業

「ViNA GARDENS PERCH」外観
「ViNA GARDENS PERCH」の軒下空間。通路沿いに店舗が軒を連ねる

 小田急電鉄(株)は、複合施設「ViNA GARDENS PERCH」(神奈川県海老名市)を28日にグランドオープンする。それに先立ち27日、メディア向けに内覧会を開催した。

 同施設は、同社が小田急小田原線「海老名」駅とJR相模線「海老名」駅の駅間で推進する開発プロジェクト「Vina Gardens」の一環。両駅を結ぶ歩行者デッキ沿いに立地し、敷地面積約6,204平方メートル、延床面積約2万6,052平方メートル、鉄筋コンクリート造地上10階建て。賃貸面積は約1万3,917平方メートル。

 「ウェルネス」をコンセプトに、地域住民の健康増進などに資するさまざまな店舗を誘致しており、2022年4月に6階のクリニックモールおよび7階の健診センターが、同年7月に8~10階フィットネスクラブがそれぞれ先行開業している。今回新たに3~5階のテナントもオープンし、全体開業を迎える。

 3階は「こだわりの食のフロア」として、スーパーマーケット「明治屋」、オーガニック食品を扱う「Biople」、酒専門店「三河屋」といった食物販店のほか、グルテンフリーのメニューを提供する「美腸活カフェ L for You AOYAMA」、ベーカリーカフェ「パンとエスプレッソと花束を」など特色あるさまざまな飲食店も誘致した。
 4階は「ライフスタイル・物販フロア」で、老舗アウトドアブランド「ogawa」の直営店「ogawa GRAND lodge 海老名」が出店。23年春には、カフェ、シェアラウンジを備えた書店「TSUTAYA BOOKSTORE 海老名店」の開業を予定する。
 5階は「教育・サービスフロア」をテーマに、学習塾やプログラミング教室、認可保育園などの教育関連施設を中心に誘致した。

 「Vina Gardens」内では、17年4月にコンビニエンスストアをオープンしたことを皮切りに、商業施設「ViNA GARDENS TERRACE」、分譲マンション「リーフィアタワー海老名 アクロスコート・ブリスコート」、オフィス「ViNA GARDENS OFFICE」が竣工。今後の開発計画について、同社まちづくり事業本部エリア事業創造部課長の高岩法子氏は、「エリア内にまだ開発に着手していない所有地がある。当社単独で開発を進めるのではなく、地域住民や出店テナントの皆さま、地元企業・団体等と連携して、地域にとって本当に必要な施設を模索していく。26~27年度内の全体竣工を目指したい」等と語った。

4階のアウトドア用品店「ogawa GRAND lodge 海老名」
5階のプログラミング教室「プログラボ 海老名校」

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