プロロジスは31日、宮城県岩沼市(市長:佐藤淳一氏)と「津波時における避難施設としての使用に関する協定」を締結したと発表した。
岩沼市沿岸部において大津波警報が発表された際、プロロジスが岩沼市内で運営する物流施設「プロロジスパーク岩沼」(宮城県岩沼市)の一部を提供し、避難車両および車中泊避難者の避難施設として利用できるようにする。また、トイレ設備および水道設備も提供し、避難車両および車中泊避難者の支援に努める。
同施設は施設の堅牢性に加え、津波や水害による浸水対策として建物レベルを1.5m高く設定。施設内に緊急地震速報システムや衛星電話、72時間程度の電源を確保する非常用発電機を実装すると同時に断水対策も施すなど、BCPを考慮した設備・仕様となっている。
同社はこれまでにも、京都府京田辺市、千葉市などの自治体と防災協定を締結しており、今回で10件目となる。また、関西圏におけるプロロジスパークを対象に、(株)ポプラと「災害時の物資供給に関する協定」も締結している。