大和ライフネクスト（株）は2日、管理受託するマンション向け「修繕積立金レポート（通称：つみレポ）」の提供を開始した。
近年、マンションを取り巻く社会問題として、建物の高経年化・人件費高騰に伴う工事価格の上昇などを背景に、修繕積立金不足が深刻化している。問題解決に向け、修繕積立金の値上げを総会で可決・実行する必要があるが、住民の経済的な負担に直結することもあり、長期にわたって議論が進まないといったケースが見られる。また、同社が行なったアンケートでは、管理組合から「同じような条件の他マンションとの比較情報」を求める声が多いことが分かった。
そこで、マンションにおける「修繕積立金の課題確認・改定検討」のサポートを目的に、同レポートを提供する。
修繕積立金見直しの必要性に関する導入資料や、管理組合3,000棟以上の中から抽出した類似マンションとの比較データを掲載。現状の修繕積立金月額・累計積立額・長期修繕計画と比較し将来的な不足金額を予測したデータや、国土交通省のガイドラインにおける目安額なども盛り込んでいる。
