不動産ニュース / その他

2022/11/7

移動商業店舗事業、50区画・200店舗に拡大/三井不

場所貸しプラン「&MIKKE! SPOT」の先行トライアルとして、サントリーホールディングス(株)の「RR COFFEE」が出店(撮影時は豊洲公園に出店)

 三井不動産(株)、同社グループの(株)ShareTomorrowは7日、移動商業プラットフォーム「MIKKE!」において、事業開始1周年を機に新サービスを導入し、出店エリアや出店店舗の業態を拡大すると発表した。併せて三井不動産グループロゴ「&」マークを付加した「&MIKKE!」に名称変更する。

 同事業は、マンションや公園、オフィスなどの空きスペースと、車両を使った「移動する店舗」で出店したい事業者をマッチングするサービス。出店者には「車両」「出店場所」「顧客情報」を提供、ユーザーには商業施設とEコマース以外の第3の販売チャネルとして、新たな購買体験を提供する。

 サービス開始から1年を迎え、出店場所は20物件・約50区画、出店店舗は累計約200店舗に拡大。1日平均10~20店舗を出店しており、利用者数は約6万人。LINEやInstagramのSNSを活用した顧客基盤も3万5,000人となっている。なお、出店料の目安は、テナントにもよるが「車両」+「出店場所」、14日間利用で27万円~。

 今回、出店者向けの新たなサービスとして、場所貸しプラン「&MIKKE! SPOT」の導入を開始する。これまで「出店場所」と「車両」をセットで貸し出ししてきたが、すでに車両を所有しているユーザーから出店場所のみ借りたいという声が増加しており、そうした要望に応えるプランを用意した。

 出店エリアについては、当初は東京湾岸近接エリアに限っていたが、直近は日比谷・京橋・日本橋から渋谷・飯田橋・阿佐ヶ谷など都内の主要エリアにも出店実績を増やしており、今後も拡大していく。また、出店物件も従来のマンション・商業施設・オフィスなどから、駅前高架下・スーパーマーケット・観光地・介護付有料老人ホームなどバリエーションを拡張。さらに、複数台の移動店舗を1ヵ所へ集めたイベント型の出店にも注力する方針。

 同社ShareTomorrowミッケ事業本部ブランド戦略部部長の後藤遼一氏は、「当初の計画より、半導体不足による車両納車の遅れ等で若干進捗に遅れが出てはいるが、その一方でテナントとのノウハウの蓄積、質にこだわった店舗の展開などは手応えを感じている。当初計画分達成に向け、鋭意事業を推進していく」などと話した。

貸し出し用の「&MIKKE!」車両店舗

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