不動産ニュース / 開発・分譲

2022/11/8

名古屋市港区で物流施設着工/ESR

「ESR名古屋南ディストリビューションセンター2」完成イメージ

 ESR(株)は7日、「ESR名古屋南ディストリビューションセンター2」の着工を発表した。名古屋市内での施設開発は同物件が3件⽬、中京圏では6件⽬となる。

 国道23号「竜宮」ICまで約1.8km、名古屋高速3号大高線「笠寺」ICまで約2.8km、名古屋高速4号東海線「船見出入口」まで約3kmに位置。名古屋高速4号東海線と伊勢湾岸自動車道の結節点である「東海JCT」で東名・新東名高速道路に直結するため、名古屋都市圏への配送のみならず、東日本・西に本向けの広域配送拠点としても優位な立地。

 敷地⾯積2万4,795平方メートル、鉄骨造4階建て。延床面積は4万8,844平方メートル。1階に23台分のトラックバースを完備。大型車両と普通自動車の入口・出口を分け、敷地内の車両をワンウェイとするほか、大型車両の待機スペースを45ftトレーラー対応12台、10tトラック対応7台を確保し、安全性を高める。

 最小賃貸区画は約4,430坪。賃貸区画については、1階を3区画に分け、2~4階の3フロアを各々組み合わせた2層使いとし、最大3テナントへの分割賃貸を可能とする。テナントの就労者向けに、休憩ラウンジなども用意する。

 環境にも配慮して、外壁には断熱性能の高いサンドイッチパネルを採用。ヒートポンプ式空調や節水器具等の省エネルギーの最新設備機器の導入も進めるなど、環境負荷低減に配慮した建築計画により、CASBEE Aランクを取得する予定。

 竣工は2023年10月31日。

記事のキーワード 一覧

この記事の用語

トラックバース

物流施設において、倉庫との間で荷物の積み下ろしをするためにトラックを接車するスペース。英語のtruck berth。なお、バースは、一般に港湾内で船舶が安全に停泊できる場所を指す言葉として使われている。

続きはR.E.wordsへ

動画でチラ見!

座談会「事故物件に立ち向かう」

掲載誌はこちら

新着ムック本のご紹介

ハザードマップ活用 基礎知識

不動産会社が知っておくべき ハザードマップ活用 基礎知識
お客さまへの「安心」「安全」の提供に役立てよう! 900円+税(送料サービス)

2020年8月28日の宅建業法改正に合わせ情報を追加
ご購入はこちら
NEW

月刊不動産流通

月刊不動産流通 月刊誌 2025年5月号
「事故物件」、流通の課題は?
ご購入はこちら

ピックアップ書籍

ムックハザードマップ活用 基礎知識

自然災害に備え、いま必読の一冊!

価格: 990円(税込み・送料サービス)

お知らせ

2025/4/21

「記者の目」を更新しました

有事に立ち向かうエリアマネジメント」を公開しました。

エリアの価値向上に大きく寄与する複合開発。住宅や商業施設、公共施設、教育施設や図書館、クリニックなどが一体的に整備されることで、再開発されたエリア内で日常生活が完結できるような、利便性の高い生活環境が整うケースもありますが、その規模感の大きさから有事の際に全体が連携できるのかといった懸念も…。今回は、オフィスビル・賃貸マンション・分譲マンションの3棟からなる複合開発「MEGURO MARC」を取材。防災対策の本音を調査しました。