三菱地所(株)は8日、医療法人みなとみらいとの間で、ウェルネスを軸とした新業態クリニック事業の推進に向け基本協定を締結。2023年春に、東京ビルディング(東京都千代田区)内に、体調不良の人のみならず、誰でも心身のコンディションを整えることができ、日々のパフォーマンス発揮をサポートするクリニック「(仮称)Personal Wellness Clinic MARUNOUCHI」を開業する。
同クリニックは、ビジネスパーソンをメインターゲットに、ライフサポート(健康向上)とメディカル(クリニック)の機能を一体化したものとする。姿勢と歩行の評価後に心臓や脳などいくつかの重要臓器の機能年齢を測定。バイタルデータや睡眠深度などの日々のデータと、月次の血液データ・尿検査等の医療データに基づき、定期的に健康状態を可視化することで、心身のコンディションを整えるサービスを提供する。
ライフサポートのためのサービスとして、低酸素トレーニングやメディテーションブース、腸活ドリンクを設置する。メディカルの分野では、副作用がなく科学的に効果の期待できる自費治療や睡眠深度を測りながら仮眠できるスリープブースなどを実施する計画。
また、コンディション維持・向上をサポートするコンシェルジュの設置なども進め、クリニック来訪者の行動変容をメディカルデータやライフデータをベースに、個別のサポートも行なう予定。
将来的には、同事業の多拠点化も検討する。