不動産ニュース / 開発・分譲

2022/11/14

銀座コリドー街に“酔いしれる”がコンセプトのホテル

DJライブとお酒が楽しめる「CANVAS LOUNGE」)

 三菱地所グループの(株)ロイヤルパークホテルズアンドリゾーツは14日、 16日に開業する「ザ ロイヤルパーク キャンバス 銀座コリドー」(東京都中央区、総客室数161室)を報道陣に公開した。

 「ロイヤルパーク キャンバス」は、ライフスタイル提案型ブランドとして、2018年より提供開始。「銀座コリドー」は全国で7棟目、銀座エリアで2棟目のキャンバスブランドとなる。

 東京メトロ「銀座」駅・「日比谷」駅・「有楽町」駅より徒歩約5分、JR「新橋」駅・「有楽町」駅より徒歩約6分に立地。敷地面積701.45平方メートル、鉄骨造地上13階地下1階建て、ホテル部分の延床面積約7,304平方メートル。

 酒造業を展開するオエノンホールディングス(株)がホテルオーナーで、「ナイトタイムエコノミー」のコンテンツ拡充をテーマに開発。“酔いしれる” をコンセプトに、お酒や音楽、食、エンターテインメントをテーマにしたコンテンツを多数用意し、東京随一のナイトライフを提案する。

 館内には、“BAR HOPPING”を楽しめる3つのバーを用意。1階エントランスに「PROSECCO BAR(プロセッコバー)」、2階にDJライブと共にお酒が楽しめる「CANVAS LOUNGE(キャンバスラウンジ) produced by P.C.M.」、レコードが流れる和酒専門バー「OMIKI BAR(オミキバー)」と、はしごしながらお酒を楽しめるタイプの異なるバーを企画した。そのほか3階の1室に、一部客室宿泊者も予約可能な会員制のシークレットバーも誘致している。

 客室はダブル(キング)107室・ツイン54室(約23~60平方メートル)で、“お酒” を意識したテーマの異なる3種類の客室を用意。「CANVAS-キャンバスタイプ」では、複数の色が楽しめるフルカラーライトや、カクテルをシェイクする軌跡をモチーフとした壁面アートなどにより、「色」と「光」の体験を提供。そのほか、ゴールド色を基調とした「PROSECCO-プロセッコタイプ」、白木色や和紙、「にごり酒」「抹茶」等のコンセプトカラーなど、リラクゼーションをテーマとする「OMIKI-オミキタイプ」を提供する。

 全室にワイングラス・シャンパングラス、プレート&カトラリーを用意した。プロジェクターと高音質スピーカーも全室設置しており、浴室・シャワーブースには日本初のバスオーディオ採用。キャンバスラウンジのDJライブをリアルタイムに客室や浴室で楽しむこともできる。

 なお、現在の予約状況から11月は稼働率90%となる見込み。インバウンド比は足元で50%となっており、60%超を想定。平均客室単価は、現時点で3年をめどに2万5,000~3万円を目標としている。今後は、「阪急メンズ東京」との相互送客を目指したプランや、朝活セミナーなどの提供も予定している。

 同社常務取締役の水上義之氏は「全国旅行支援、入国制限の緩和等で足元の回復状況は予想以上。当ホテルは、単に宿泊するだけでなく、人々と交流していただいたり、リモートワーク、イベントに参加するなど、日常の中でいろいろな使い方をしていただける自由度の高いホテル。銀座の繁華街であるコリドー街に非常にマッチするホテルができた」などと抱負を述べた。
 今後のロイヤルパークホテルズの展開については、「フルサービスラインに、“アイコニック”や“キャンバス”などのリミテッドサービスラインを加えて展開するマルチブランド出店に力を入れている。25年度までに、現在の19ホテル・4,415室から26ホテル・6,800室を目指し、早期に1万室達成できるよう、出店戦略を加速していきたい」などと話した。

「色」と「光」の体験を提供する客室「CANVAS-キャンバスタイプ」
1階エントランスの「PROSECCO BAR」

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