不動産ニュース / 開発・分譲

2022/11/21

設備仕様に高い評価/伊藤忠PD「三軒茶屋」

「クレヴィア三軒茶屋」完成予想図

 伊藤忠都市開発(株)の分譲マンション「クレヴィア三軒茶屋」(東京都世田谷区、総戸数52戸)の販売が順調に推移している。供給済み住戸の平均坪単価は約570万円と高額ながら、住環境や設備仕様の高さ等が評価され、6月末の販売開始から4ヵ月強で半数の住戸が契約済み。

 同物件は、東急田園都市線「三軒茶屋」駅徒歩11分に立地する、地上5階地下1階建てのマンション。建設地は、電力会社の社員寮跡地。駅前や世田谷通り沿いの繁華街から奥まった閑静な住宅街で、敷地北側のエリアが下がっており眺望が開けているため、北側に大型住戸を配し、中庭(吹き抜け)を中心に住戸を配した。

 住戸は、LDK~3LDK、専有面積約36~133平方メートル。天井高は2,450mmながら、2,400mmのハイサッシを採用することで開放感を出している。二重床・二重天井。床暖房、フィオレストーン天板キッチン、ディスポーザー、食洗器、食器棚、フィオレストーン天板洗面台、ミストサウナなどが標準。

 専有面積70平方メートル以上の住戸はさらに設備仕様のグレードを高めており、キッチンはステンレス天板、大型3Dシンクと可動プレート・まな板を備え、コンロ~シンクの移動が最小限となる、トーヨーキッチン製の「パラレロシンク」に。また、浴室はヒノキ框・御影石浴槽となり、洗面台も御影石天板にグレードアップされる。LDK住戸(3戸)は、大型の玄関土間と可動収納でフレキシブルな室内空間を提案する。テラスに露天風呂を設けた住戸も2戸(1LDK・専有面積約57平方メートル)用意した。

 昨年12月末にホームページをオープンし、これまでのエントリー数は2,000件超。モデルルームへの来場者数は約260組。契約者は世田谷区在住もしくは地縁者がメイン。現在販売中の1期(先着順)9戸は、1LDK〜3LDK、専有面積約54〜133平方メートル。販売価格は、7,990万〜2億8,990万円。

モデルルーム。キッチンはコンロ~シンクの移動が最小限で済む「ゼロ動線」のパラレロシンク仕様
浴室はヒノキ框・御影石浴槽。脱衣所・洗面所と壁面タイルを合わせホテルライクな設えに

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