不動産ニュース / 調査・統計データ

2022/12/8

相続・贈与物件売却、半数弱が「仲介会社に依頼」

 (株)リクルートは8日、相続した不動産売却についての調査結果を発表した。

 首都圏在住の20~69歳男女を対象に、不動産売却を検討する人および実施した人の意識と行動に関する調査を実施。サンプル数は1,239人、調査時期は2021年12月18~22日。今回の調査では、過去1年間に不動産売却を検討した人のうち、「相続・贈与」物件の売却検討者の回答に注目して、分析している。

 相続・贈与物件の売却検討者のうち、実際に1年以内に売却を完了した人は37.4%だった。売却検討者が想定した売却方法は「仲介会社に依頼」がトップで、57.5%に。実際に売却を完了した人が採用した売却方法のトップも同じく「仲介会社に依頼」で、47.3%となった。次いで「不動産会社に買い取ってもらう」で26.4%。

 相続・贈与物件と、「買い替え」のための売却物件を比較したところ、相続・贈与物件は「古い」「広い」「駅から遠い」という傾向が分かった。買い替えのための売却物件では「築25年以上」が19.6%のところ、相続・贈与物件は48.3%と半数に上る。

 また、「物件の平方メートル数」を見ると、買い替えのための売却物件は60〜80平方メートルがボリュームゾーンなのに対し、相続・贈与物件は150平方メートル以上と広さに大きな差があった。「最寄り駅からの徒歩分数」を比べると、徒歩10分未満の合計が、買い替えのための売却し物件では47.0%のところ、相続・贈与物件は40.1%に。相続・贈与物件の方が、駅から遠い傾向にあるとした。

記事のキーワード 一覧

動画でチラ見!

第18回 ジバコー 「原点」を語る

ニュースはこちら

新着ムック本のご紹介

ハザードマップ活用 基礎知識

不動産会社が知っておくべき ハザードマップ活用 基礎知識
お客さまへの「安心」「安全」の提供に役立てよう! 900円+税(送料サービス)

2020年8月28日の宅建業法改正に合わせ情報を追加
ご購入はこちら
NEW

月刊不動産流通

月刊不動産流通 月刊誌 2025年11月号
再注目の民泊。市場動向、運営上の課題は?
ご購入はこちら

ピックアップ書籍

ムックハザードマップ活用 基礎知識

自然災害に備え、いま必読の一冊!

価格: 990円(税込み・送料サービス)

お知らせ

2025/10/1

「海外トピックス」を更新しました。

vol.433 世界遺産都市マラッカの医療ツーリズム環境【マレーシア】」を更新しました。

医療を目的に渡航する「医療ツーリズム」。マレーシアは近年、その医療ツーリズムの拠点として成長を遂げています。今回は、歴史的街区が有名な国際観光地マラッカの病院を取材。多くの医療ツーリストを受け入れている環境について探りました。…続きは記事をご覧ください☆