不動産ニュース / 開発・分譲

2022/12/16

大手町に6,000平方メートルの緑地空間/三井不他

正面の緑の樹木が茂るエリアが「Otemachi One Garden」(その奥に見える建物は三井物産ビル)

 三井不動産(株)と三井物産(株)は16日、「Otemachi One」(東京都千代田区)内の緑地空間「Otemachi One Garden」をオープンした。

 2020年竣工のオフィスビル「Otemachi One」と「三井物産ビル」に隣接して開設。皇居を背景に緑がつながる「インペリアルフォレスト」、春には色とりどりの花が咲く「フラワーガーデン」、日本の伝統である縁側を再現した「ENGAWAテラス」など、7つのゾーンで構成されており、季節の変化を感じながら食事をしたり、ビジネスミーティングをしたり、イベントに参加したりと、来訪者が多様に楽しめる空間を創出した。

 生物多様性に配慮し、高木、中木、低木とさまざまな木を群植し、緑と水辺の空間を創出。また軽約6,600本の木を植えたことから、カーボンニュートラルへの貢献も期待されている。なお、同施設の樹木本数・規格から、CO2固定量を試算すると、年間11tに及ぶという。
 また芝生広場を中心とした約3,000平方メートルはイベントスペースとして活用予定で、ヨガイベントやビアガーデン、環境学習などの開催を検討していく。

 なおオープニングを記念して、内堀通り・皇居からのエントランスとなる「ゲートウェイプラザ」近くには、フラワーアーティストのニコライ・バーグマン氏による高さ3mのオリジナルフラワーディスプレイが展示されている。

 今日のオープンにより、「Otemachi One」は完成となった。「Otemachi One」の詳細については、過去のニュースを参照。 

「サクセッションフォーレスト」ゾーン。木陰にテーブルセットが設置され、少人数で集まることもできる
ニコライ・バーグマン氏によるオリジナルフラワーディスプレイ。13種類の花や植物を使用、67個の球体を組み合わせて作られている

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生物多様性

生物が固有性を保持しつつ相互に関係し合っている状態の特性・機能をいう。その特性・機能は、生態系の多様性、種の多様性、遺伝子の多様性の3つのレベルで構成されている。

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