不動産ニュース / 調査・統計データ

2023/1/11

マンション購入、半数以上が既存も検討

 (株)ツクルバは10日、2023年にマンション購入を希望する1都3県在住の300人を対象に実施した、住まい探しに関する意識調査を発表した。

 購入を希望するマンションの選択肢について、「新築のみ」を検討する人は43.3%で、半数以上の56.7%が中古(既存)マンションを含めて検討していることが分かった。一方で、既存住宅への抵抗感を聞いたところ、65.7%が「ある」と回答している。

 既存マンションは、「値段の手ごろさ」(72.4%)、「特定エリアでの選択肢の多さ」(53.5%)、「管理状態が確認できる点」(38.2%)が評価された。一方で、「安全性や管理状態が分からない」(48.2%)、「良い物件の見極め方が分からない」(47.1%)など、選ぶ際の不安を感じている人が半数近くにのぼった。

 既存マンション購入希望者のうち、7割以上がリノベーションマンションに関心を持っていることが分かった。その理由としてのトップは「設備が新しくなっている」(71.3%)だった。

 今回購入する住まいについて、25%以上が購入後5年程度までに売却を予定していると回答した。年代別に傾向を見ると、20歳代は42.6%、30歳代で29.3%が5年程度以内の売却を予定しており、若い層ほど短期間での売却・住み替えを前提に住まいを探していることが明確となった。

記事のキーワード 一覧

新着ムック本のご紹介

ハザードマップ活用 基礎知識

不動産会社が知っておくべき ハザードマップ活用 基礎知識
お客さまへの「安心」「安全」の提供に役立てよう! 900円+税(送料サービス)

2020年8月28日の宅建業法改正に合わせ情報を追加
ご購入はこちら
NEW

月刊不動産流通

月刊不動産流通 月刊誌 2024年5月号
住宅確保要配慮者を支援しつつオーナーにも配慮するには?
ご購入はこちら

ピックアップ書籍

ムックハザードマップ活用 基礎知識

自然災害に備え、いま必読の一冊!

価格: 990円(税込み・送料サービス)

お知らせ

2024/4/5

「月刊不動産流通2024年5月号」発売開始!

月刊不動産流通2024年5月号」の発売を開始しました。

さまざまな事情を抱える人々が、安定的な生活を送るために、不動産事業者ができることとはなんでしょうか?今回の特集「『賃貸仲介・管理業の未来』Part 7 住宅弱者を支える 」では、部屋探しのみならず、日々の暮らしの支援まで取り組む事業者を紹介します。