不動産ニュース / 開発・分譲

2023/1/16

世田谷代田駅前にコンパクト複合施設が開業

「nakahara-sou」外観

 UDS(株)は、コンパクト型の複合施設「nakahara-sou(なかはらそう)」(東京都世田谷区)を、13日にオープンした。

 小田急線「世田谷代田」駅徒歩3分、小田急線・京王井の頭線「下北沢」駅徒歩9分に位置。敷地面積217.11平方メートル、延床面積438.32平方メートル、鉄筋コンクリート造地下1階地上3階建て。

 同社は、世田谷代田地域を含む「下北線路街計画」の全体構想から参画。今回のプロジェクトは、世田谷代田に代々住む土地オーナーからの依頼で、地域ににぎわいや人と人とのつながりを生む施設になるよう、企画・設計を手掛けた。

 通りに面した1階と地下階は、地域の日々の暮らしを豊かに彩る店舗フロアとして計画。小規模事業者でも店をスタートしやすいよう、適度な面積や視認性を意識した区画設定を行なった。リーシングはomusubi不動産が担当し、1階に薪木レストラン、地下1階にカクテル・バー&スタジオが開業している。

 店舗以外の区画には、スタイルに応じて自由度の高い使い方ができるSOHOを計画。全5室で、屋上テラス付きのメゾネット3室(53.38~56.12平方メートル)は、大きな窓のある吹き抜け空間とした。1階から地下のメゾネット(72.47平方メートル)には、大きな窓と2ヵ所のドライエリアを設け、光や風が通るよう工夫。ワンルームタイプ(35.10平方メートル)も天井高を高くし、広々と感じられる仕上げとしている。SOHOは現在満室稼働中。

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SOHO

Small-Office Home-Officeの頭文字で、小規模事務所や自宅で働く職場形態、もしくはその用途に対応した物件のこと。 都市郊外にコピー、FAXなどのOA機器を共用する賃貸型小規模SOHO施設も登場し、高齢者や主婦などがビジネスを展開するケースもある。

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