オリックス不動産（株）は26日、「別府温泉 杉乃井ホテル」（大分県別府市、総客室数554室）内で、新客室棟「宙館」（総客室数336室）を開業する。
同ホテルは2019年より、3棟の客室棟を新設する大規模リニューアルを推進している。「宙館」は21年7月に開業した「虹館」に続く2棟目で、フラッグシップという位置付け。
同ホテルは、東九州自動車道「別府IC」から車で5分に立地。「宙館」は敷地面積約1万9,805平方メートル。鉄筋コンクリート造一部鉄骨造地上14階建て。延床面積約3万4,222平方メートル。客室は約26.46～90.57平方メートル、スイートからカジュアルまで5タイプ。付帯施設として、別府湾を望むテラス席を多く設けたビュッフェレストラン「TERRACE & DINING SORA」や、海抜250mの高さから別府の景色を見渡せる展望露天風呂を設置した。
同社は新規開発物件について原則環境性能を第三者に明示できる外部認証を取得することとしており、「宙館」は省エネルギー設備の導入、地熱エネルギーの有効活用などにより、CASBEE建築評価認証の竣工段階における最高ランクSランクおよびZEB Orientedを取得した。
25年1月の「星館」開業をもって大規模リニューアルは完了する。
