不動産ニュース / 開発・分譲

2023/1/26

滋賀県下4拠点目の物流施設開発/大和物流

「(仮称)滋賀物流センターIII」完成予想図

 大和物流(株)は25日、滋賀県4拠点目となる物流施設「(仮称)滋賀物流センターIII」(滋賀県湖南市)を開設すると発表した。

 土地所有者の(株)丸松商事(大阪市港区、代表:松浦浩司氏)が新たに開発する物流施設を、同社が賃借。「(仮称)滋賀物流センターIII」として運営する。名神高速道路「竜王IC」から約6km、滋賀県内最大級の工業団地「湖南工業団地」内に位置。敷地面積6,640.02平方メートル。鉄骨造地上3階建て、延床面積8,794平方メートル。

 湿気やほこりが入りにくい高床式倉庫で、床荷重は1階が1平方メートル当たり2t、2・3階が1.5t。梁下有効高は各階5.5m。海上コンテナなど貨物の取り扱いができ、フォークリフトや台車での積み下ろしが容易になる装置「ドックレベラー」も設置する。

 同社は2018年より滋賀県で物流施設を開設し、事業基盤を強化。同センターを含めて4棟の物流施設(合計延床面積約4万3,500平方メートル)が約7kmの距離に集積する。4棟間で車両や人員の連携、繁閑による在庫量増減に対応することで、安定的な事業運営を行なうことができる。開設後は、関西エリアに拠点を置くメーカーや流通業者向けに、効率的な保管・輸配送拠点として稼働し、建材や産業機械、電子機器などを取り扱っていく。

 竣工は23年11月30日、同年12月1日より稼働する予定。

記事のキーワード 一覧

この記事の用語

物流施設

貨物の保管・仕分けなどのための施設。物流センター、倉庫などであるが、保管機能だけでなく流通加工の機能を備えたものもある。必要な設備は貨物の性質や施設の用途によってさまざまで、その立地は、輸送方法や用途に応じて選定される。倉庫事業者が施設を建設し、賃貸する方法で運営されている場合が多い

続きはR.E.wordsへ

新着ムック本のご紹介

ハザードマップ活用 基礎知識

不動産会社が知っておくべき ハザードマップ活用 基礎知識
お客さまへの「安心」「安全」の提供に役立てよう! 900円+税(送料サービス)

2020年8月28日の宅建業法改正に合わせ情報を追加
ご購入はこちら
NEW

月刊不動産流通

月刊不動産流通 月刊誌 2024年4月号
市場を占う「キーワード」
ご購入はこちら

ピックアップ書籍

ムックハザードマップ活用 基礎知識

自然災害に備え、いま必読の一冊!

価格: 990円(税込み・送料サービス)

お知らせ

2024/3/7

「海外トピックス」を更新しました。

飲食店の食べ残しがSC内の工場で肥料に!【マレーシア】」配信しました。

マレーシアの、持続可能な未来に向けた取り組みを紹介。同国では、新しくビルを建設したり、土地開発をする際には環境に配慮した建築計画が求められます。一方で、既存のショッピングセンターの中でも、太陽光発電やリサイクルセンターを設置し食品ロスの削減や肥料の再生などに注力する取り組みが見られます。今回は、「ワンウタマショッピングセンター」の例を見ていきましょう。