不動産ニュース / 調査・統計データ

2023/2/10

都心5区ビル空室率、5ヵ月連続で小幅に低下

 三幸エステート(株)は10日、2023年1月度の東京都心5区(千代田区、中央区、港区、新宿区、渋谷区)および、全国6大都市(東京、札幌、仙台、名古屋、大阪、福岡)の大規模賃貸オフィスビル(1フロア面積200坪以上)のマーケットデータを公表した。

 東京都心5区の空室率は4.15%(前月比0.10ポイント低下)と、5ヵ月連続で小幅な低下継続。大口の一時需要や集約移転等により成約が進んでいる。新築供給は限定的で、空室を抱えた新築ビルの影響が少ないことも空室率低下の背景となっている。潜在空室率は7.20%(同0.22ポイント低下)と空室率と同様に5ヵ月連続で低下しており、緩やかな低下傾向にある。

 1坪当たりの募集賃料は2万8,012円(同13円増)と小幅に上昇したものの、21年7月以降より2万8,000円を挟んだ横ばい傾向にある。募集面積は69万5,349坪(同1万8,069坪減)。湾岸エリアや大口の募集床を抱えるビルでは賃貸条件見直しの動きが散見される。

 全国6大都市の空室率は、東京23区4.4%(同0.1ポイント低下)、札幌市1.1%(同0.2ポイント低下)、仙台市2.3%(同0.3ポイント低下)、名古屋市4.7%(同0.1ポイント低下)、大阪市4.1%(同増減なし)、福岡市2.6%(同増減なし)。

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