不動産ニュース / 開発・分譲

2023/2/13

「GLP ALFALINK 流山」、5&6が竣工

「GLP ALFALINK 流山5&6」施設外観。左が「5」、右が「6」

 日本GLP(株)は13日、「GLP ALFALINK流山5&6」(千葉県流山市、以下「5&6」)の竣工を発表した。

 都心から約25km圏内、常磐自動車道「流山」ICに近接し、国道16号線にもアクセスが容易な場所に立地する。敷地面積約11万3,000平方メートル。建築基準法上は5&6で1棟。延床面積は約23万4,000平方メートル。プレキャストコンクリート造地上4階建て。免震構造を採用している。

 「5&6」は、8棟で構成される「GLP ALFALINK流山」の中心エリアに位置。ランプウェイを共有するブリッジで連結された建物で、倉庫部分の最小区画面積は約5,400平方メートルと小・中規模スペースのニーズにも対応可能。屋上には太陽光発電設備を導入し、4.6MWの電力を発電、館内に供給し入居企業の脱炭素化も支援する。

 共用部には、ALFALINKのコンセプトである「Open Hub」「Integrated Chain」「Shared Solution」を実現するためのさまざまな仕掛けを用意。1階に設けたカフェテリアには内には「はなまるうどん」が2月にオープン。「吉野家」も今春オープン予定で、誰もが利用できる。カフェテリアに隣接する形で多目的に利用可能なシェアキッチン付きのマルチスペースを設け、地域参加型のイベントやセミナー等に役立てる。

 地元での起業や拠点開設や支援を目的に、コワーキングスペースも設置。その他コンビニエンスストア「セブンイレブン」、認可託児所の入居も決定している。

 「5」には三井食品(株)、成田運輸(株)の入居が、「6」には象印マホービン(株)の入居が決定している。現在工事が進められている 「4」と「7」については、「4」が6月末、「7」が5月末に竣工予定。4~7については、約9割が契約済みとなっているという。

 日本GLP代表取締役の帖佐義之氏は、「ALFALINK8(過去のニュースを参照)で体現してきたことを、ここ5&6で補強し、パワーアップしていく。コミュニティの作り方、コミュニケーションの取り方も多様化している。シェアキッチンで一緒に料理を作りながら新たなコミュニケーションができ、ビジネスにもつながる。そんな仕掛けにできたら」と語った。

「5」1階に設けられたカフェテリアには、花まるうどん、吉野家も出店
無料で使えるコワーキングスペースも用意

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BTS型・マルチテナント型(物流施設の〜)

物流施設の種類は、その性格によって、大きくBTS型とマルチテナント型に分けることができる。(1)BTS型特定のテナントの要望に応じてオーダーメイドで建設され、賃貸される物流施設。

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