不動産ニュース / 開発・分譲

2021/9/16

「GLP ALFALINK 流山」、4棟目が竣工

「GLP ALFALINK 流山8」外観

 日本GLP(株)は16日、「GLP ALFALINK 流山8」(千葉県流山市)を竣工。施設をマスコミに公開した。大規模多機能型物流施設開発プロジェクト「GLP ALFALINK 流山」の4棟目の完成物件。

 常磐自動車道「流山IC」近接、首都高速6号線三郷線、常磐自動車道「三郷IC」から約6km、都心から約25km圏に立地。敷地面積6万9,598.54平方メートル、ブレキャストコンクリート造一部鉄骨造地上4階建て。延床面積は15万5,093.14平方メートルで、「GLP ALFALINK 流山」のプロジェクトでは最大級の規模。

 テナントのワーカーと地域の人の交流の場として、各種イベントも開催できる公園「ALCO Park」を設置。1階の「ALCOテラス」(カフェ)ではカレーや麺類などの食事を提供するほか、カフェ・ド・クリエが出店し、コーヒーや軽食類を販売する。建物外周にはランニングコースも設けた。

 「サプライチェーンをつなぐ」をコンセプトに、工場用途としての活用などを含む多機能なスペースを提供。商品企画から配送機能まで、サプライチェーンのすべてを1ヵ所に統合することを可能にしている。

 また、入居テナントの負担を軽減する取り組みとして、テナント企業にアプリケーションサービスやロボットを提供し、業務効率化をサポートする。テナントの雇用確保を支援するために人材派遣会社に入居してもらい人材派遣サービスを提供してもらうほか、ゆくゆくは「GLP ALFALINK 流山2」に続く2拠点目の託児所開設も検討していく。 

 BCPへの対応として、免震装置に加えて非常用発電機を設置し、井戸水の再利用も可能。屋上に太陽光発電設備を配置して再生可能エネルギーを創出するほか、グリーン電力とカーボンオフセットなどの取り組みも進めており、LEED認証ゴールドの取得も予定している。

 現在15社の入居、貸床面積の8割強が決定しており、年内には満床となる見込み。同日会見した同社代表取締役の帖佐義之氏は、「人と人とが接することでコミュニケーションが生まれ、コミュニティとなり、それが共創、創造というビジネスチャンスを作り出す。貸し主・借り主という二方向の関係が、今後三者、四者とつながり、ビジネス創造がALFA LINKで実現していくことを期待している」などと語った。

 「GLP ALFALINK 流山」は、今後「4」から「7」が順次竣工し、2023年に全体竣工の予定。

「ALCOテラス」には約300席を備えており、地域住民にも開放
各種イベントの開催も可能な「ALCOパーク」

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物流施設

貨物の保管・仕分けなどのための施設。物流センター、倉庫などであるが、保管機能だけでなく流通加工の機能を備えたものもある。必要な設備は貨物の性質や施設の用途によってさまざまで、その立地は、輸送方法や用途に応じて選定される。倉庫事業者が施設を建設し、賃貸する方法で運営されている場合が多い

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