（株）リクルートが運営するニュースサイト「SUUMO ジャーナル」は20日、東京23区の中古（既存）マンション価格相場が安い駅ランキングの調査結果を発表した。
東京23区内に位置する駅から徒歩15分圏内にある、物件価格相場3億円以下、築年数35年未満、敷地権利は所有権のみの既存マンションの価格相場を調査。シングル向け（専有面積20～50平方メートル未満）とカップル・ファミリー向け（専有面積50～80平方メートル未満）に分け、2022年1～12月にSUUMOに掲載された既存マンション価格から中央値を算出した。
シングル向け既存マンションの価格相場が最も安かったのは、つくばエクスプレス「青井」駅で、価格相場は1,950万円。つくばエクスプレスで「浅草」駅まで約8分、「秋葉原」駅まで約14分でアクセスできる。2位は、東武伊勢崎線「五反野」駅、東京メトロ千代田線「北綾瀬」駅、東京メトロ千代田線「綾瀬」駅で、価格相場は共に1,980万円。「五反野」駅は東武伊勢崎線がほぼ日比谷線直通となっており、乗り換えなしで「上野」駅や「銀座」駅、「霞ケ関」駅、「恵比寿」駅へのアクセスが可能。「北綾瀬」駅は東京メトロ千代田線の終点駅で、駅前は大規模な開発事業が進み、大型商業施設も開業する予定。
「カップル・ファミリー向け」ランキングの1位は、板橋区にある都営三田線「新高島平」駅。価格相場は2,780万円。駅周辺には公園や植物館があり、ファミリーに魅力的な環境。2位は、都営三田線「西高島平」駅がランクイン。価格相場は2,789万5,000円。始発駅で「新高島平」駅とは徒歩10分ほどの距離のため、生活環境はほぼ同じ。3位は、日暮里・舎人ライナー「見沼代親水公園」駅で、価格相場は2,941万円。全13駅中の最北端で、東京23区内にある最北端の駅でもある。同駅から「東京」駅や「新宿」駅までは、「日暮里」駅からJR 線に乗り換えれば50分ほどでアクセス可能。トップ10の全11駅中7駅が足立区だった。
