不動産ニュース / 開発・分譲

2023/3/7

東京ミッドタウン八重洲、10日グランドオープン

「イノベーションフィールド八重洲」
交流ラウンジやスタジオを備え、誰でも利用できる

 三井不動産(株)は7日、グランドオープンを10日に控えた「東京ミッドタウン八重洲」(東京都中央区)を報道陣に公開した。

 JRおよび東京メトロ丸の内線「東京」駅地下直結、東京メトロ銀座線「京橋」駅徒歩3分。建物は、地上45階地下4階建ての「八重洲セントラルタワー」と地上7階地下2階の「八重洲セントラルスクエア」の2棟構成。敷地面積1万3,433平方メートル、延床面積は合計で約29万平方メートル。八重洲セントラルタワー40~45階は「ブルガリホテル東京」、7~38階は東京駅周辺で最大級の基準階専有面積約4,000平方メートル(約1,200坪)のオフィスフロア。地下1階~地上3階は商業施設ゾーンで、先行オープンしている地下1階の13店舗に続き、10日にオープンを迎える。

 1階は「ジャパンラグジュアリー」をコンセプトに、きものや帯の製造・販売を手掛ける(株)細尾のショールーム&ストア「HOSOO」、ニットウエアの「CFCL」など、ジャパンブランドの店舗が12店舗出店した。
 2階は、東京のスポーツチーム・団体による新ブランド「TOKYO UNITE」、ガラス工芸品の「津軽びいどろ」等、物販を中心に10店舗が集結。また、誰もがふらりと立ち寄ることのできる場所として「ヤエスパブリック」を開設。コンセント付きのワークスペース、立ち飲み席、子連れでも使いやすい小上がり席、テラス席など約300席の共用席を用意。飲食を中心に11店舗が軒を連ね、新幹線やバスの待ち時間や、買い物の合間の休憩などに活用できるフロアとした。
 3階はダイニングバーフロアとし、「ラ・テラッツァ サバティーニ」をはじめとするハイクオリティなレストランからワーカー・来街者が気軽に使えるカジュアルレストランまで、11店舗を誘致した。
 商業施設部分では売り上げ70億円、来場者数1,000万人を見込んでいる。

 4~5階は企業・アカデミア・スタートアップが集える、都市と地域のイノベーションの起点となる拠点「イノベーションフィールド八重洲」を整備。カンファレンス会場、交流ラウンジ、ウェビナーなどに便利なスタジオ、テンポラリーオフィスなどを備える。イノベーション創出に必要な活動の場に加え、共創・創発機会も提供していく。この場では、三井不動産とNewsPicks Re:gionがコラボレーションして、地域経済創発プロジェクト「POTLUCK YAESU」を始動。都市と地域、地域と地域をつなぎ、イノベーションを創出するためのイベントやカンファレンスの開催、特設サイトでの情報発信などを行なっていく。

 会見に出席した代表取締役の菰田正信氏は、「オフィスは満床、商業テナントも満床で、かつユニークで魅力ある顔ぶれを実現できた。開業を控えまさしく感無量だ。東京ミッドタウンは進化し続ける。この場所は東京の、いや日本のゲートウェイと言える立地。海外の人も含めて交流や出会いにより、新たな価値が生まれる。その拠点となる場としていきたい」と述べた。

2階には物販を中心に店舗を誘致した
約300席を備え、飲食、休憩、仕事などに利用できるヤエスリパブリック

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