不動産ニュース / 開発・分譲

2023/3/16

新長田のマンション・病院の複合施設が竣工

「ASMACI神戸新長田」外観

 ミサワホーム(株)、京阪電鉄不動産(株)、特定医療法人一輝会、神戸市は16日、複合施設「ASMACI神戸新長田」(神戸市長田区)の竣工式を執り行なった。

 1995年の阪神・淡路大震災で甚大な被害を受けたJR・神戸市営地下鉄「新長田」駅南地区の再開発。神戸市を施行者に、ミサワホーム、京阪電鉄不動産、特定医療法人一輝会の3者が建設。「新長田」駅より徒歩5分に位置。敷地面積約3,736平方メートル、延床面積1万5,073平方メートル、鉄筋コンクリート造地上14階建て。1~5階が市内2つの病院が移転統合した「萩原記念病院」、6~14階が分譲マンション「ファインレジデンス神戸新長田」(総戸数80戸)となる。

 「ファインレジデンス神戸新長田」は、専有面積53.34~75.91平方メートル、間取り2LDK・3LDK。インターフォンでの健康維持・増進に係る情報発信、小児科・産婦人科・婦人科に特化した24時間対応のオンライン医療相談など、さまざまなウェルネスサポートを付帯した。6階にはコワーキングスペースを備えたオーナーズラウンジも設置。すでに全戸完売となっている。

 「萩原記念病院」は、地域の医療ニーズを踏まえ、回復期リハビリテーション・地域包括ケア・医療療養の142床を備え、4月に開院する予定。

 敷地内には広場「オーバルパーク」を整備。健康増進や防災・減災に関わるイベントを開催し、地域コミュニティの活性化を図る。災害時には避難場所としても活用する。

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エリアの価値向上に大きく寄与する複合開発。住宅や商業施設、公共施設、教育施設や図書館、クリニックなどが一体的に整備されることで、再開発されたエリア内で日常生活が完結できるような、利便性の高い生活環境が整うケースもありますが、その規模感の大きさから有事の際に全体が連携できるのかといった懸念も…。今回は、オフィスビル・賃貸マンション・分譲マンションの3棟からなる複合開発「MEGURO MARC」を取材。防災対策の本音を調査しました。