(一財)民間都市開発推進機構(MINTO機構)は24日、亀有信用金庫(東京都葛飾区)との間で「かめしんまちづくりファンド有限責任事業組合」を、結城信用金庫(茨城県結城市)との間で「結城まちづくりファンド有限責任事業組合」を設立した。
国土交通省のMINTO機構が進める、地域金融機関と連携してエリアマネジメントをしつつ地域課題解決に資する民間まちづくり事業に出資等を行なう「マネジメント型まちづくりファンド支援事業」の一環。
かめしんファンドは葛飾区内の柴又地域を対象としており、同エリアはコロナ禍による観光客減やエリア内の人口減少によってまちのにぎわい回復が求められている。一方、結城ファンドは結城市内の中心市街地を対象としており、高齢化の進展に伴って空き家や空き店舗が増加。1年以上使用していない空き家・空き店舗が165棟にのぼり、まちの魅力再生が求められている。
両ファンドでは、そうした空き家・空き店舗のリノベーション等を通じて飲食施設・宿泊施設・貸しオフィスなどを整備・運営する民間まちづくりを支援していく。