不動産ニュース / 開発・分譲

2023/4/3

ミサワH、大田区の小学校跡地に産業支援施設

「旧羽田旭小学校敷地活用事業」外観イメージ

 ミサワホーム(株)は3月29日、東京都大田区と「旧羽田旭小学校敷地活用事業」に関する事業契約を締結した。

 大田区は2022年度、廃校した旧羽田旭小学校の跡地整備・運営等に関する事業者選定プロポーザルを実施。同社は、協力企業の(株)松村組、(株)類設計室、(株)トヨタエンタプライズ、東急住宅リース(株)、プライム ライフ テクノロジーズ(株)とともに同プロポーザルに参加。「つくると暮らすを一体に。」をコンセプトに、区内産業の持続的発展・取引拡大や地域コミュニティの活性化、防災拠点機能の強化につながる提案などを行なった結果、これらの提案が評価され、同事業の整備・運営等を行なう事業者として事業契約の締結に至った。定期借地権(50年)で事業を進める。

 同事業は、京浜急行電鉄空港線「穴守稲荷」駅から徒歩約6分の立地。約8,000平方メートルの敷地に、製造業の操業環境の確保と区民サービス・防災機能の向上、財政負担の平準化および整備・維持管理費の削減を目的として、旧羽田旭小学校跡地に、産業支援施設(イノベーションファクトリー、リビングスタジオ)と公共施設(「(仮称)コミュニティセンター羽田旭」)を整備する。

 「イノベーションファクトリー」(地上8階建て、延床面積約8,800平方メートル、工場アパート64区画)は、区内産業の持続的発展・取引拡大の拠点として整備。「リビングスタジオ」(地上14階建て、同約6,000平方メートル、共同住宅101戸、ワークカフェ等)は、町工場の建替促進等に活用する。「(仮称)コミュニティセンター羽田旭」(地上3階建て、同約1,500平方メートル、体育室や集会室等)は、地域交流拠点として、体育室や集会室、コミュニケーションスペース等を備える。

 事業全体完成は、27年度を予定。

記事のキーワード 一覧

新着ムック本のご紹介

ハザードマップ活用 基礎知識

不動産会社が知っておくべき ハザードマップ活用 基礎知識
お客さまへの「安心」「安全」の提供に役立てよう! 900円+税(送料サービス)

2020年8月28日の宅建業法改正に合わせ情報を追加
ご購入はこちら
NEW

月刊不動産流通

月刊不動産流通 月刊誌 2024年6月号
「特定空家」にしないため…
ご購入はこちら

ピックアップ書籍

ムックハザードマップ活用 基礎知識

自然災害に備え、いま必読の一冊!

価格: 990円(税込み・送料サービス)

お知らせ

2024/5/5

「月刊不動産流通2024年6月号」発売開始!

月刊不動産流通2024年6月号」の発売を開始しました!

編集部レポート「官民連携で進む 空き家対策Ⅳ 特措法改正でどう変わる」では、2023年12月施行の「空家等対策の推進に関する特別措置法の一部を改正する法律」を国土交通省担当者が解説。

あわせて、二人三脚で空き家対策に取り組む各地の団体と自治体を取材しました。「滋賀県東近江市」「和歌山県橋本市」「新潟県三条市」「東京都調布市」が登場します!空き家の軒数も異なり、取り組みもさまざま。ぜひ、最新の取り組み事例をご覧ください。