不動産ニュース / 政策・制度

2023/4/4

国交省、サステナブル建築物等先導事業の提案募集

 国土交通省は3日、「令和5年度サステナブル建築物等先導事業(木造先導型)」および「優良木造建築物等整備推進事業」の提案募集を開始した。中高層・大規模木造建築物の整備を促進するため、構造・防火及び生産システムの面で先導的な設計・施工技術を導入したプロジェクトや、木造化の普及に資する優良プロジェクトを支援する。

 「サステナブル建築物等先導事業(木造先導型)」は、構造・防火および生産システムの面で先導的な設計・施工技術を導入した木造建築物等の整備に対し、調査設計費や建設工事費のうち木造化による掛増し費用の一部を補助する。上限は合計5億円。また、CLT等新たな木質建築材料を用いた工法等による、建築実証と居住性等の実験を行なう実験棟の整備についても、整備費用の一部(上限3,000万円)を支援する。

 「優良木造建築物等整備推進事業」は、カーボンニュートラルの実現に向け、炭素貯蔵効果が期待できる木造の中高層住宅・非住宅建築物について、優良なプロジェクトに対して支援を行なうもの。主要構造部に木材を一定以上使用する木造の建築物等について、調査設計計画費のうち木造化に係る費用や、建設工事費のうち木造化による掛り増し費用相当額など、合計3億円を上限に補助する。

 提案募集は2期に分け行なう。I期は4月3日~4月24日。7月上旬めどに採択事業を決定する。II期は、6月30日~7月28日。10月上旬めどに採択事業を決定する。

記事のキーワード 一覧

この記事の用語

CLT

木材板を積層接着した厚型のパネル。英語のCross Laminated Timberの略で、和訳は「直交集成板」である。 CLTは、板の層を繊維方向が直交するように交互に張り合わせたもので、高い寸法安定性、優れた断熱性があるほか、CLTを柱や梁とする構造は軽量で耐震強度を確保できるとされている。

続きはR.E.wordsへ

動画でチラ見!

第18回 ジバコー 「原点」を語る

ニュースはこちら

新着ムック本のご紹介

ハザードマップ活用 基礎知識

不動産会社が知っておくべき ハザードマップ活用 基礎知識
お客さまへの「安心」「安全」の提供に役立てよう! 900円+税(送料サービス)

2020年8月28日の宅建業法改正に合わせ情報を追加
ご購入はこちら
NEW

月刊不動産流通

月刊不動産流通 月刊誌 2025年11月号
再注目の民泊。市場動向、運営上の課題は?
ご購入はこちら

ピックアップ書籍

ムックハザードマップ活用 基礎知識

自然災害に備え、いま必読の一冊!

価格: 990円(税込み・送料サービス)

お知らせ

2025/10/1

「海外トピックス」を更新しました。

vol.433 世界遺産都市マラッカの医療ツーリズム環境【マレーシア】」を更新しました。

医療を目的に渡航する「医療ツーリズム」。マレーシアは近年、その医療ツーリズムの拠点として成長を遂げています。今回は、歴史的街区が有名な国際観光地マラッカの病院を取材。多くの医療ツーリストを受け入れている環境について探りました。…続きは記事をご覧ください☆