不動産ニュース / 政策・制度

2023/4/20

LCCM住宅整備事業、23年度の募集を開始

 国土交通省は17日、2023年度「LCCM住宅整備推進事業」第1回目の募集を開始した。

 LCCM住宅とは、建設時、運用時、廃棄時においてできるだけ省CO2に取り組み、さらに太陽光発電などを利用した再生可能エネルギーの創出により、住宅建設時のCO2排出量も含めライフサイクルを通じてのCO2の収支をマイナスにするもの。50年カーボンニュートラルの実現に向け、先導的な脱炭素化住宅であるLCCM住宅の整備に対し支援を行なう。

 強化外皮基準(ZEH水準の断熱性能)を満たすこと、再生可能エネルギーを除き、一次エネルギー消費量が現行の省エネ基準値から25%削減されていることなどの要件を満たす事業に対し、設計費、建設工事等における補助対象工事の掛かり増し費用の2分の1を補助する。補助限度額は1戸当たり140万円。

 申請期間は9月29日まで。申請方法など詳細は、LCCM住宅整備推進事業実施支援室ウェブサイトを参照。

この記事の用語

LCCM住宅

住宅の建設から解体までの間(ライフサイクル)における二酸化炭素排出量がマイナスとなる住宅をいう。Life Cycle Carbon Minus住宅の略。

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2024/3/7

「海外トピックス」を更新しました。

飲食店の食べ残しがSC内の工場で肥料に!【マレーシア】」配信しました。

マレーシアの、持続可能な未来に向けた取り組みを紹介。同国では、新しくビルを建設したり、土地開発をする際には環境に配慮した建築計画が求められます。一方で、既存のショッピングセンターの中でも、太陽光発電やリサイクルセンターを設置し食品ロスの削減や肥料の再生などに注力する取り組みが見られます。今回は、「ワンウタマショッピングセンター」の例を見ていきましょう。