不動産ニュース / 仲介・管理

2023/6/5

遊休元社員寮の再生・有効活用に向けて相互連携

元社員寮を再生した物件のロビー(イメージ)

 gooddaysホールディングス(株)とグッドルーム(株)は5月31日、国内の遊休不動産と両社が所有・管理する不動産等の有効活用等による社会課題の解決への協力について、(株)良品計画と相互連携に関する覚書を締結した。

 遊休不動産の中でも、特に「元社員寮」の再生、有効活用に着目。共同生活を前提に設計されている元社員寮は水回りなどの共用部が多いことから、マンション等への転用が難しい。今回の3社による相互連携により元社員寮を有効活用することで、循環型社会の実現、空き家問題の解決を目指していく。リノベーションした物件は、イニシャルコストをかけずに住む場所や期間を選べる長期滞在可能な住まいとして生まれ変わる。

 初弾として、グッドルームが元社員寮の物件(横浜市保土ケ谷区、総戸数55戸)を取得。良品計画が空間デザイン企画を担当し、ゾーニングや素材の選定を行なった。素材の調達、設計、施工はグッドルームが手掛け、竣工は2023年夏頃の予定。

 今後も同様の物件の取り扱いをシリーズ化し、5年で30棟を目標として、空き家問題の解決に取り組んでいく。

記事のキーワード 一覧

新着ムック本のご紹介

ハザードマップ活用 基礎知識

不動産会社が知っておくべき ハザードマップ活用 基礎知識
お客さまへの「安心」「安全」の提供に役立てよう! 900円+税(送料サービス)

2020年8月28日の宅建業法改正に合わせ情報を追加
ご購入はこちら
NEW

月刊不動産流通40周年

月刊不動産流通 月刊誌 2023年10月号
不動産実務に役立つ情報が満載!
協力すれば空き家が蘇る
ご購入はこちら

ピックアップ書籍

ムックハザードマップ活用 基礎知識

自然災害に備え、いま必読の一冊!

価格: 990円(税込み・送料サービス)

お知らせ

2023/9/13

「記者の目」更新しました。

空き家を『バイク女子』向けシェアハウスに」配信しました。
全国各地で空き家の増加が問題となる中、独自のアイディアで空き家を再生するケースも増えてきている。そんな中、築60年超の空き家を「ガレージ付き」女性専用シェアハウスへと改修、収益物件化した事例があるという。リノベーションを手掛けた(株)Rバンクに、事業の経緯や改修工事のポイント、竣工後の反響等について聞いた。