
東急不動産(株)は20日、「(仮称)コンフォリア芝浦四丁目」(東京都港区、総戸数63戸)を着工したと発表。都市型賃貸レジデンス「COMFORIA(コンフォリア)」シリーズで、初の木造+鉄筋コンクリート造の混構造建築となる。
JR山手線・京浜東北線「田町」駅徒歩8分に位置。敷地面積964.19平方メートル、延床面積4,995平方メートル、地上9階建て。循環型資材である木を使用することで、建設時のCO2排出量を軽減。住戸内の二重床空間を利用した住戸セントラル型の空調システム「床チャンバー空調システム」の導入により、建物の消費エネルギー削減に寄与したサステナブルな住宅を目指す。ZEH-M Orientedや低炭素建築物認定等を取得予定。
同物件は、人目につきやすい軒天・マリオン・外壁を重点的に木質化するとともに、共用部を中心に内装も木質化を行なう。また、低層階を中心に高木帯を設け壁面を緑化。入居者が自由に使用できるリバーサイドデッキやラウンジにも植栽等を設置し、生活の中で緑を感じられるよう工夫する。
ファミリー層をターゲットに、広めの間取りプランも用意。木造・木質化された居住空間を通じ、環境配慮への意識醸成を促す。
同社は、2025年度以降に着工するコンフォリア全棟でZEH取得率100%を掲げており、今後も多種多様な取り組みを物件に反映させていく考え。