不動産ニュース / 調査・統計データ

2023/6/22

社長年齢、不動産業が平均62.5歳でトップ

 (株)帝国データバンクはこのほど、2022年の全国「社長年齢」分析調査結果を発表した。22年12月時点で同社が保有する企業概要データベース(約147万社)から、社長の年齢データを抽出、分析した。

 社長の平均年齢は60.4歳(前年比0.1歳増)と、過去最高を更新。1990年の調査開始から32年連続で上昇し続け、2年連続で60歳台となった。90年から6.4歳上昇している。

 社長交代率は3.82%(同0.1ポイント減)で、2010年以降は3%台の推移。社長が引退する平均年齢は68.8歳で、70歳が目前の段階で交代している結果に。交代後の平均年齢は51.5歳で17.3歳若返っていた。

 年代別構成比は、「50代」が28.4%でトップ。「60代」26.6%、「70代」20.2%と続き、50歳以上の比率は80.2%。5年間で3ポイント上昇している。

 業種別では、「不動産業」が62.5歳(同0.3歳増)でトップ。このうち「土地賃貸」は66.6歳とさらに高かった。60代が全体の24.3%を占め、70代(全体の24.2%)をわずかに上回った。80歳以上(同9.5%)の割合も高く、平均年齢を押し上げた。2位は「製造業」(61.4歳)、3位は「卸売業」(61.2歳)、4位「小売業」(60.4歳)、5位「運輸・通信」(60.2歳)までが60歳以上だった。

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