不動産ニュース / 開発・分譲

2023/8/2

羽田空港跡地の再開発複合施設、11月グランドオープン

「HANEDA INNOVATION CITY」外観

 鹿島建設(株)や大和ハウス工業(株)など9社が出資する羽田みらい開発(株)は7月31日、羽田空港跡地第1ゾーン整備事業(第1期事業)において大田区と官民連携で開発を進めてきた大型複合施設「HANEDA INNOVATION CITY」(HICity(エイチ・アイ・シティ))が全体竣工したと発表した。

 京浜急行電鉄空港線・東京モノレール「天空橋」駅直結。開発地は、敷地面積約5.9ha。建物は地上11階地下1階建てで、延床面積は約13万1,000平方メートル。

 “先端”と“文化”の2つをコア産業とするまちと位置付けて開発。地下1~地上4階は藤田医科大学東京の「先端医療研究センター」となり、再生医療やがんゲノム医療の提供をはじめ、最新機器による健診、高度な不妊治療、ITを用いたリハビリテーション等、保険診療にとらわれない革新的な医療を展開していく。
 5~10階には、「ホテルメトロポリタン 羽田」がオープン。旅のニーズにあわせて選べる13種類・計237室の客室に加え、屋上展望デッキやレストラン、ジム等を併設する。また、基準階1,700坪超えの研究開発施設/オフィスや羽田空港の課題解決に異業種連携で取り組む研究開発拠点「terminal.0 HANEDA」が新たに竣工した。

 その他、日本文化体験施設、飲食施設などを設け、国内外のヒト・モノ・情報がフラットに集まり、交流が生まれ、それらを通じで新たなビジネスやイノベーション創出の拠点となることを目指していく。

 施設全体のグランドオープンは11月の予定。

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「記者の目」を更新しました

有事に立ち向かうエリアマネジメント」を公開しました。

エリアの価値向上に大きく寄与する複合開発。住宅や商業施設、公共施設、教育施設や図書館、クリニックなどが一体的に整備されることで、再開発されたエリア内で日常生活が完結できるような、利便性の高い生活環境が整うケースもありますが、その規模感の大きさから有事の際に全体が連携できるのかといった懸念も…。今回は、オフィスビル・賃貸マンション・分譲マンションの3棟からなる複合開発「MEGURO MARC」を取材。防災対策の本音を調査しました。