(株)LIXIL住宅研究所は9日、「子ども目線での地震対策に関する調査」結果を公表した。7月28日~31日に沖縄県を除く全国の未就学の子供のいる20歳以上の女性を調査したもので、有効回答数は580。
「住まいで何らかの地震対策を行なっているか」については、“行なっている”が73.6%となった。そのうち、「子供目線での住まいの地震対策」については、“行なっている”という回答が62.5%だった。具体的な子供目線での地震対策としては“子供の寝る場所(ベビーベッド等)に家具等が倒れないようにしている”が46.8%、“地震で落ちて子供がケガをしそうな物は低い場所にも置かない”(41.2%)等が上位だった。
「子供目線での住まいの地震対策が必要か」については、87.8%が「必要だと思う」と約9割が必要性を感じていることが分かった。
また、「非常用持出袋」については、子供用に準備しているものとして「食べ物」や「衛生商品」が上位になっているが、3割ほどにとどまっており、子供との非難避難所生活のために必要と思えるものは、できるだけ準備することが肝心だとしている。