不動産ニュース / 決算・業績・機構改革

2023/8/18

収益不動産販売が堅調/ADW23年12月期2Q

 (株)ADワークスグループは18日、2023年12月期第2四半期決算(連結)の説明会を、オンライン形式で開催した。

 当期(23年1月1日~6月30日)は、売上高191億4,500万円(前年同期比33.4%増)、営業利益13億6,900万円(同70.6%増)、経常利益12億1,900万円(同93.7%増)、当期純利益8億6,400万円(同124.9%増)。増収増益となった。

 主力の収益不動産販売事業が堅調に推移。前期までに蓄えた不動産残高を背景に、国内の販売売上額(11棟・155億8,600万円)・物件仕入額(15棟・147億9,200万円)ともに過去最高値を更新した。「国内収益不動産は前期に引き続き大型化が進行しており、国内保有物件(計38棟)に占める簿価10億円超の割合は半数以上に。営業効率の向上に寄与している」(同社代表取締役社長CEO・田中秀夫氏)。

 ストック型フィービジネス事業については、順調な収益不動産残高の積み上げにより、賃料収入が9億1,000万円に増加。国内全体では22億円を計上した。

 また、新規トピックスについても言及。不動産小口化商品「ARISTO」シリーズの運用総額が120億円になったとした。延べ投資家数は750名超、販売提携パートナー数は400社超。組織改正にも触れ、「持続的かつ長期的な視点での企業価値向上を目指し、サステナビリティ推進室を7月1日付けで新設した」(同氏)とした。環境問題・人権問題等の社会要請への対応を強化、ウェルビーイングを推進していく。併せて、8月1日には北極星PJ推進室を設置。「当社グループならではの人的資本経営の検証・実践を行ない、ステークホルダーとの共創も図る」(同氏)。

 通期については、売上高400億円、経常利益18億7,000万円、当期純利益12億円を見込む。

記事のキーワード 一覧

新着ムック本のご紹介

ハザードマップ活用 基礎知識

不動産会社が知っておくべき ハザードマップ活用 基礎知識
お客さまへの「安心」「安全」の提供に役立てよう! 900円+税(送料サービス)

2020年8月28日の宅建業法改正に合わせ情報を追加
ご購入はこちら
NEW

月刊不動産流通

月刊不動産流通 月刊誌 2024年6月号
「特定空家」にしないため…
ご購入はこちら

ピックアップ書籍

ムックハザードマップ活用 基礎知識

自然災害に備え、いま必読の一冊!

価格: 990円(税込み・送料サービス)

お知らせ

2024/5/5

「月刊不動産流通2024年6月号」発売開始!

月刊不動産流通2024年6月号」の発売を開始しました!

編集部レポート「官民連携で進む 空き家対策Ⅳ 特措法改正でどう変わる」では、2023年12月施行の「空家等対策の推進に関する特別措置法の一部を改正する法律」を国土交通省担当者が解説。

あわせて、二人三脚で空き家対策に取り組む各地の団体と自治体を取材しました。「滋賀県東近江市」「和歌山県橋本市」「新潟県三条市」「東京都調布市」が登場します!空き家の軒数も異なり、取り組みもさまざま。ぜひ、最新の取り組み事例をご覧ください。