ダイビル(株)は21日、豪州大手不動産開発会社Mirvac Limited(マーバック社)が運営するオフィスビルファンド「Mirvac Wholesale Office Fund」(MWOF)に出資したと発表した。
MWOFのポートフォリオは豪州の中核都市であるシドニー・メルボルンCBD(中心業務地区)に位置するプレミアム・Aグレードビル計11棟。その中には、シドニーのQuay Quarter TowerやメルボルンのCollis Place等、各都市を代表するオフィスビルが含まれており、長期的に安定したパフォーマンスが見込まれる豪州有数のコアオフィスビルファンドとなる。また、保有物件のオーストラリア建築環境格付け制度の平均スコアは5.1Starで、環境性能面においても高規格の認証を取得している。
同社は豪州において、これまでにシドニーおよびメルボルンにて1棟ずつのオフィスビル投資を決定済。こうした個別案件に加えて、同ファンド投資を適切に組み合わせることで、ファンド自体のリスク分散効果と併せリスク態勢を高めつつ、豪州オフィス市場から安定的なリターンを獲得すると共にマーケットとの接点の水平的拡大と知見の深化を図るとしている。