旭化成(株)および旭化成ホームズ(株)は28日、水害発生時の災害支援を強化する「水害被害把握システム」が完成したと発表。2024年度の運用開始を目指す。
2月より、防災情報システム「LONGLIFE AEDGiS(ロングライフイージス)」として「地震被害推定システム」の運用を開始。今回の「水害被害把握システム」を加えることで、頻発する地震と水害の両方に備える仕組みとなる。
事前に想定した水害被害想定を基に、水害発生後の対応に関する優先順位付けを実施。顧客の復旧支援、および災害発生後の早期立て直し活動の効率化等を図る。
今後、(株)Specteeが提供する浸水エリア、浸水深の情報に加え、両社顧客からの聞き取り情報や関係先から得たデータを連携。同システムにフィードバックすることで、推定浸水エリア、浸水深推定の精度をさらに向上させていく。また、同システムで得られた水害被害情報をリアルタイムで共有できる仕組み等を構築し、世の中のレジリエンス強化に貢献することを目指す。