関電不動産開発(株)は25日、定期借地権付き分譲タワーマンション「シエリアタワー中之島」(大阪市福島区、総戸数364戸)の第1期販売の反響を公表した。
同物件は、関西電力所有地の有効活用プロジェクト。京阪電鉄中之島線「中之島」駅徒歩5 分、JR大阪環状線「福島」駅徒歩7分に立地。敷地面積約2,972平方メートル。鉄筋コンクリート造一部鉄骨造地上46階建て、延床面積約4万6,721平方メートル。間取りは1LDK~4LDK、専有面積は45.98~168.43平方メートル。竣工は2026年2月、引き渡しは26年3月の予定。
なお、建物は区分所有、敷地は専有面積割合による一般定期借地権(転借地権)とする。借地期間は引き渡し日から2098年2月28日まで。
国土交通省の超高層ZEH-M実証事業に採択されており、オール電化、ゼロカーボン電気を採用。マンション全体におけるCO2排出量実質ゼロを実現する。加えて、高効率給湯器(エコキュート)IoT遠隔群制御によりデマンド(使用電力の瞬時値)を抑制できる「実質CO2ゼロエネルギーマネジメントシステム」も用いる。
また、アートの集積地「中之島エリア」に位置することから、入居者に対し、アートを身近に体感できる「ART&CITYプログラム」を実施。「大阪中之島美術館」の入館メンバーシップの無償提供、アート作品のレンタルサブスクリプションサービス等を展開する。
第1期販売は、8月11日に1次、同月27日に2次販売を実施した。販売戸数は176戸。間取りは55.00~168.43平方メートル。販売価格は5,199万~4億3,999万円で、平均販売価格は1億1,287万円。2億円超えが8戸、3億円超えが6戸、4億3,999万円は2戸販売した。4億3,999万円は、関西圏で分譲された定期借地権付き分譲マンションでは過去最高価格。登録件数は315件で、最終的に157戸に申し込みがあった。最高倍率11倍、平均倍率2倍。申込者は、30歳代、40歳代、50歳代がそれぞれ25%ずつ。世帯人数は2人が52.1%、3人が19.8%、1人が18.2%。職業は会社役員が47.4%、会社員が33.1%、医師が4.5%。現居住地は大阪市福島区が22.4%、同市北区が20.3%。
なお、7月に公式ホームページを開設してから8月31日までの問い合わせ件数は3,200件を超え、4月にオープンしたモデルルームへは、780組超が来場した。