東京建物(株)は2日、物流施設「T-LOGI 一宮」(愛知県一宮市)の竣工を発表した。同社の物流施設開発事業「T-LOGI」シリーズでは、東海エリア初の物件となる。
東海北陸自動車道「一宮西」ICより約3.3kmに位置。敷地面積約3万3,197平方メートル、延床面積約7万8,902平方メートル、鉄筋コンクリート/鉄骨造地上4階建て。竣工済み物件としては過去最大規模。
シリーズ初のランプウェイ型を採用。各階にトラックが接車できる仕様としており、エリア内では希少な平屋使いが可能。倉庫内の柱スパンは、1~3階が11.7m(幅)×11.5m(奥行)(一部スパンを除く)、4階では倍の23.4m(幅)×11.5m(奥行)に設定。防火区画の開口部を全箇所シャッターとすることで、平面大空間での効率的な保管を実現する。最小約1,070坪からの分割が可能。1階には無人コンビニ、2~4階の各階に憩いの場となるラウンジを設置する。
また、屋上に設置した太陽光パネルにより発電された電力を、商用電力と合わせ施設内で自家消費する予定。余剰電力については、FIT制度を用いて電力会社に売電する。こうした取り組みにより、BELS最高ランクの「ZEB」認証、および「CASBEE」Sランクを取得する予定。
テナントとして複数企業の入居が決定しており、契約内定率は約7割。