不動産ニュース / 開発・分譲

2023/10/3

サンケイビル、リバブルのサロン活用しVR販売導入

東急リバブル「銀座サロン」内での「ルフォン上野松が谷」VRモデル

 (株)サンケイビルは3日、新築分譲マンション「ルフォン上野松が谷」(東京都台東区、総戸数34戸)の「VRモデルルーム」を11月3日にオープンすると発表した。

 同社の分譲物件におけるVR販売の初弾案件で、販売を委託した東急リバブル(株)の「銀座サロン」を活用。リバブルが販売受託した物件でVRモデルルームを活用して販売するのも初めての試みとなる。

 「銀座サロン」は2022年5月にオープンし、これまで自社の新築分譲マンションシリーズにおいて模型や展示物をすべて物件ごとにデジタル化し、VRモデルルームを使って販売活動を展開してきた。住戸内の3DCGをシアタールームの床と壁に投影し、ユーザーは室内空間を自由に行き来することができる。モニターやゴーグルを通したバーチャル空間では分かりにくい室内空間の広さや生活動線の確認、インテリアのシミュレーション等、入居後のイメージをよりリアルに体験してもらえるのが特徴だ。

 同物件はつくばエクスプレス「浅草」駅徒歩7分、敷地面積は312.89平方メートル。鉄筋コンクリート造13階建てで、延床面積は2,249.61平方メートル。専有面積は33.79~71.53平方メートル。間取りは1LDK~3LDK。

 VRモデルルームを採用することで、販売終了時の廃棄物を削減するほか、「ZEH-M Oriented」の認証取得やEV充電スタンドの設置など、環境配慮型のマンションとして売り出していく。

 1期販売は12月上旬、販売戸数および価格は未定。24年9月中旬の竣工を予定している。

この記事の用語

VR

情報技術を活用して、人工的に現実感を作り出すこと。英語のVirtual Reality(バーチャル・リアリティ)の略語で、「仮想現実」「人工現実感」などと翻訳されている。

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「海外トピックス」を更新しました。

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