不動産ニュース / ハウジング

2023/10/3

積水化学、木質系の平屋モデル発売

「グランツーユー 平屋 つながる暮らし」

 積水化学工業(株)住宅カンパニーは、木質系住宅の新商品「グランツーユー 平屋 つながる暮らし」を10月14日に発売すると発表した。

 近年、住宅の省エネ性や耐震性向上のニーズが高まっている。また、建築費高騰等の社会的背景から平屋の着工数が増加傾向にあり、2022年度の同社の平屋受注棟数もコロナ流行前の19年度比150%と大きく伸長している。こうした背景を踏まえ、今後も平屋のニーズが高まると予想。平屋商品の開発に踏み切った。

 切妻屋根の庇を延長する屋根パネルと屋根ユニットを新たに開発。PVの設置面積が限られる傾斜屋根において、PVの搭載容量を最大50%拡大させることで、ZEH区分の中でも最もエネルギー削減率の高い「ZEH」に標準対応する。

 また、大容量蓄電池「e-PocketGREEN」との連携により、優れた環境性、経済性、レジリエンス性を実現。モデルプランにおける試算では1年に使用する電力量の約78%をクリーンなPV電力で賄うことを可能とした。また、2×6ユニット工法「アルティメイトモノコック」による高い耐震性、耐久性を実現。断熱性についてはZEH基準を上回り、住宅性能表示制度における断熱等性能等級「6」にも対応が可能となる。

 さらに大型の切妻屋根によって生まれる奥行き最大約2.8mの深い軒下「つながるテラス」を新たに導入。室内のリビングダイニングからフラットにつながる連続感、勾配天井や高い軒下空間が連なる「開放感」、直射日光をカットしつつ、室内に風を送り込める「快適さ」を実現する。

 ターゲットには、「共働き子育て層(住宅一次取得層)」と、「アクティブシニア層」の2つを設定。それぞれのライフスタイルに合わせ、ワンフロア空間で「家族」とのつながりを感じる暮らしや、内と外がつながる軒下空間で「自然」を感じる暮らし、先進スマート技術で地球と家族にやさしい未来につながる暮らしを提案していくとしている。

 販売目標は年間300棟。

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