(株)小田急ハウジングは3日、無人見学型のモデルハウス(東京都世田谷区)を、報道陣に公開した。
小田急線「千歳船橋」駅徒歩9分。土地面積101.17平方メートル。木造SE構法2階建て、建物面積96.87平方メートル。間取りは3LDK+ユーティリティスペース。小田急不動産(株)が分譲する全5区画のうちの1区画をモデルハウスとする。9月30日にオープンした。残り4区画は建築条件付き宅地として分譲中。土地は小田急不動産、建物は小田急ハウジングが売り主となる。
コロナ禍を経て、モデルハウス見学やイベントなどに参加せずに住宅購入を検討する層が増加したことから、新たな試みとして無人見学型のモデルハウスを設置。
顧客はオンライン上で予約し、専用のアプリを事前にダウンロードすると、予約した時間帯だけ、カギの開錠や照明の点灯等の操作が可能になり、自由に見学することができる。営業の立ち合いが不要となるため、同社にとっても人員コストが削減できるほか、予約時に顧客の情報を取得できるなどのメリットがある。
モデルハウスは、(株)エヌ・シー・エヌが提供するSE構法で建築。2階にリビングを配置し勾配天井で最大高さ約3.9mの大空間を実現した。高断熱・高気密に加え、太陽光発電を導入したZEH仕様。スマートオートメーションシステムを導入し、テレビやエアコンなどの電化製品の遠隔操作も可能となっている。
分譲中の4区画の土地面積は約103.70~107平方メートル。土地価格は7,780万~8,620万円。販売中の4区画については、すでに周辺エリアの人から2・3件の引き合いを受けているという。