不動産ニュース / 開発・分譲

2023/11/2

豪州で初の事業。シドニーの複合施設を取得

「60 Margaret」外観

 阪急阪神不動産(株)は1日、オーストラリアに事業進出すると発表した。

 2023年5月に設立した現地法人「Hankyu Hanshin Properties Australia Pty Ltd」が、シドニー市の複合施設「60 Margaret」を取得し、不動産賃貸事業に取り組んでいく。

 1980年竣工の同物件は、オフィスと商業施設で構成した複合施設。シドニー市のCBD(官庁・企業・商業施設などが集中する地区)のメインストリート沿いに立地。都市鉄道であるシドニートレインズの「ウィンヤード」駅に地下で直結している。敷地面積4,464平方メートル。地上33階地下4階建て。賃貸可能面積4万7,179平方メートル。

 同物件は、同社のほか、アジアで不動産ファンド事業を手掛ける三菱地所グループの「MEC GLOBAL PARTNERS ASIA」、シドニー・メルボルン等を中心に事業を展開する「Ashe Morgan」等と共同で取得。取得後は、オフィスの共用部や商業エリアのリノベーション工事等を行ない、物件の価値を向上させる。

 同社は東南アジアやアメリカで事業を展開している。今後はオーストラリアでも、現地法人等を活用し、情報収集の体制等を整備する。現地企業とのパートナーシップを構築することで事業参画の機会を増やし、収益の拡大を目指す。

記事のキーワード 一覧

動画でチラ見!

第18回 ジバコー 「原点」を語る

ニュースはこちら

新着ムック本のご紹介

ハザードマップ活用 基礎知識

不動産会社が知っておくべき ハザードマップ活用 基礎知識
お客さまへの「安心」「安全」の提供に役立てよう! 900円+税(送料サービス)

2020年8月28日の宅建業法改正に合わせ情報を追加
ご購入はこちら
NEW

月刊不動産流通

月刊不動産流通 月刊誌 2025年5月号
「事故物件」、流通の課題は?
ご購入はこちら

ピックアップ書籍

ムックハザードマップ活用 基礎知識

自然災害に備え、いま必読の一冊!

価格: 990円(税込み・送料サービス)

お知らせ

2025/4/21

「記者の目」を更新しました

有事に立ち向かうエリアマネジメント」を公開しました。

エリアの価値向上に大きく寄与する複合開発。住宅や商業施設、公共施設、教育施設や図書館、クリニックなどが一体的に整備されることで、再開発されたエリア内で日常生活が完結できるような、利便性の高い生活環境が整うケースもありますが、その規模感の大きさから有事の際に全体が連携できるのかといった懸念も…。今回は、オフィスビル・賃貸マンション・分譲マンションの3棟からなる複合開発「MEGURO MARC」を取材。防災対策の本音を調査しました。