不動産ニュース / 決算・業績・機構改革

2023/11/7

仲介、ホテル好調で増収増益/東急不HD24年3月期2Q

 東急不動産ホールディングス(株)は7日、2024年3月期第2四半期決算(連結)を発表した。

 当期(23年4月1日~9月30日)は、売上高4,906億9,600万円(前年同期比10.3%増)、営業利益580億4,400万円(同26.5%増)、経常利益534億6,800万円(同31.2%増)、四半期純利益383億4,600万円(同42.4%増)。堅調な不動産市場を背景としたアセット売却や売買仲介の好調、内外需要の回復に伴うホテル事業の好調により、増収増益となった。

 都市開発事業は、22年に開業した「九段会館テラス」(東京都千代田区)の賃貸オフィス収入や、アセット売却の増加により増収となり、セグメント売上高1,423億円(同4.8%増)、営業利益234億円(同14.4%増)と増収増益。
 分譲マンションの計上戸数は246戸(同550戸減)、新規供給戸数491戸(同138戸減)、契約戸数532戸(同273戸減)。通期売上予想に対する契約済み割合は94%と堅調に推移している。期末完成在庫も131戸(同236戸減)と減少した。

 管理運営事業は、ビル管理の増加やホテル事業の好調等に伴い、セグメント売上高1,638億円(同7.8%増)、営業利益79億円(同327.2%増)と増収増益。期末管理物件数は、マンションが86万6,715戸、ビル等が1,667件。

 不動産流通事業は、売買仲介が取扱件数1万4,897件(同166件増)、取扱高9,445億円(同10.0%増)と好調に推移。開発案件の計上増もあり、セグメント売上高1,473億円(同11.1%増)、営業利益217億円(同13.7%増)と増収増益となった。

 通期は、売上高1兆1,200億円、営業利益1,150億円、経常利益1,045億円、当期純利益640億円を見込む。

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