東京建物不動産販売(株)とみずほ信託銀行(株)は7日、個人向け不動産小口化商品を共同で企画開発し、その第1号商品を組成・販売したと発表。
大規模な不動産を信託受益権化し、個人が1口5,000万円から投資することができる商品として開発。初弾は一棟賃貸レジデンス(14億円)を投資対象として組成した。不動産の管理・運用は東京建物グループが、商品の組成・販売、今後の商品運用はみずほ信託銀行が担当する。
同商品は資産承継機能付の信託受益権で、複数人へ平等に承継することができる。遺言によらずとも相続発生時の受取人をあらかじめ指定できる「遺言代用機能」オプションも用意している。信託期間は10年。
両社は、今後も同商品のシリーズ化や信託を活用した新たな不動産投資商品の共同開発を進め、新たな投資機会の提供と高齢社会における円滑な資産承継に寄与していく考え。
